夕方５時の死神さん。【オリジナル】

死神達の過去話1 ページ10

※長くなると思います。

ｶﾞﾁｬｯ

？「ふわぁ〜あ...寝っみ。」

？「おはよー月」

？「おはよーさん。」

月「おはよー...優斗冷斗。」

冷「寝癖めっちゃついてるぞ？」

月「え...？うわわ！ほんとだ！」

優「もう、月はドジだな〜。」

”私”は月。普通の女子中学生。
いつもみたいに、二人の幼なじみと一緒に学校に行く。

1-D

ｶﾞﾗﾗｯ

月「おっはよー美琴！」

美「あ、月！おはよー！うわ寝癖すごいよw」

月「それ冷斗にも言われた〜。」

中学一年生。まだこのときは皆と仲良かった。

先「おはよう皆。HR終わったらテスト返すぞー。」

美「うげっ。」

月「大丈夫？」

美「今回自信なーい。月は？」

月「私はまあまあかな。」

美「さっすが優等生！いつもテスト百点だもんね〜。」

月「やめてよ美琴。いつもじゃないし。」

ちょっと回りから優等生とか言われちゃったりして。
楽しかった。

あのときまでは。



美「でさー。あのブスちょっと頭良いからって調子乗っててさー。こないだだってテスト余裕みたいな感じだったし。」

ﾓﾌﾞ「わかる！ほんとそれ！」

ﾓﾌﾞ「しかも優斗君と冷斗君にベタベタしてるしね〜。」

美「死んじゃえばいいのに。」

月「...嘘...だよね？」

親友だと思ってた美琴が私の悪口を言っていた。でもそれなら別にまだいい。気にしなければいいだけだから。

でも、だんだんそれもエスカレートしてきた。

月「...教科書、破かれてる...」

別の日

月「......うわっ、上履きビッシャビシャ...」

更に別の日

月「み、美琴！なにするの！」

美「何って？そのまんま。」

ﾄﾞｶﾞｯ

月「い、痛い！」

美「いい気味。」

月「なんで！？私達、親友でしょ？」

美「は？悪いけど、そう思ってるの、あんただけだから。」

月「え...」

美「うざいのよ。優斗君にベタベタベタベタ。」

月「...」

美「死んじゃえば？」

ﾄﾞﾝｯ

月「！！！」

ﾊﾟﾘｰﾝ！

月「落ちるっ...！」

ここは五階。落ちたら普通は助からない。

やばい、死ぬ。

冷「！月！」

月「！冷斗！だめ！助けようとしなくていいから！冷斗まで死んじゃう！」

冷「っ！」

ｼｭｯ

...ｸﾞｼｬｯ

美「...死んだかしら？」



優「なんで、なんで月と冷斗が死んでるの...？嘘だよ、嘘って言ってよ、ねえ...僕を置いて逝かないでよ...」

警「...自害でしょう。」

優「月と冷斗はそんなことしない！」

美「ｸﾞｽｯ、月ぁ...」ﾆﾔｯ

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