第八百九十五訓 ページ40
私がむすーーっ、としていると桂くんは機嫌を取るように話題を変えた。優しく頭を撫でられる。
桂「まあ、なんだ。お前がどの様な決断をしようと俺は兄として男として…お前を守る。そう言いたかっただけだ」
『！』
……なんだか、今日の桂くんは大人っぽくて狡い。守るとか助けるとか言っちゃってさ。キ、キスもしてくるし…こんなに軽々と振り回されるなんて私らしくない。
『まあ…うん……ぁ、りがと』
照れながらもやっぱり桂君に有難みがあるのは事実で、兄弟子の包容力に陥落してしまったのもまた事実で。思わずと言った感じでへらりと無邪気に微笑んでしまった。
桂「！………誘われているという事で良いか？？」
『馬鹿なの？？？？』
とにかく、私の決意は＿＿＿＿＿決まったって訳だ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿
＿＿
隠れ家としている所へ桂君と一緒に帰ると、そこにはもう真選組の皆はもうちらほら集まってきていて。
『ただいま戻りましたー…結構皆お早いお帰りで』
近藤「おっ、Aちゃん！！戻ってきたか！」
土方「つーか何で桂と帰ってきてんだ……なんか親密じゃね？？元敵だよなこれでも」
沖田「土方さん男の嫉妬は見れたもんじゃねーですぜ」
………相変わらずいつも通りのご様子で何よりである。
まあまだ全員は居ないが…近藤さんとトシ、あとは総悟あたりに言っておけば間違いはないかな。ていうかなんで総悟あんなにずぶ濡れなんだ？？風呂入れよ。
………いや、ていうかちょっと緊張してきたな。何これ、陰鬱になりながらも頑張って進路のこと打ち明ける受験生？？なんかそういう気持ちなんですけど。
(……迷惑かけるって分かってる。でも、それでも…だからこそ頼むんだ、しっかりと。大丈夫…真っ直ぐ頼みこもう)
そっ、と桂君に撫でてもらった所に手をやって、意を決する。
そして近藤さんとトシ、総悟の三人に真剣な顔で向き直った。
彼等はそれにどうしたと言わんばかりの目線をこちらに向け、私のただならぬ雰囲気を感じたのか顔を引き締める。拳をぎゅっと握った。
『三人とも。……私から、話があるんだ』
背中に兄弟子の優しい視線を感じたのは、きっと勘違いじゃない。
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実珠(プロフ) - しきしまさん» わーー！！ありがたいお言葉……！有難う御座いますただいまですーー！お待たせして申し訳ない…🙇🏻♀️ ちまちまとではありますがこれから更新していくので楽しみに待って頂けたら幸いです！！！ (12月18日 21時) (
レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - あやさん» わわわ有難う御座います〜！！！待っていてくださったなんて！！光栄……！おまたせしてごめんなさい！、これから頑張っていきます！！ (12月18日 21時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
しきしま(プロフ) - おかえりなさい〜！！更新待ってました！これからも頑張ってください！ (12月18日 20時) (レス) @page44 id: b9707e3599 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新待ってました〜！！ おかえりなさい！ (12月18日 20時) (レス) @page44 id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
実真(プロフ) - 華さん» 発破かけて下さって本当にありがとうございますううう……！長らくお待たせしてしまい…申し訳ない🙇🏻♀️ これからはちまちま更新していく予定です……！ (12月18日 19時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2022年8月13日 0時
