第八百八十四訓 ページ29
それから、奈落の艦隊とドンパチやりながらもとっつぁんの指示の元私達の船は進んだ。
決して被害は少なくなんてないし動ける人数なんて数え切れるほどだ。けれど、それでも船は動いた。
見廻組に真選組…桂君率いる攘夷浪士達、万事屋。沢山の勢力の協力を得て、動ける人材を総動員して奈落の追撃から逃げ続けた。
そして＿＿＿近藤さんの奪還にも成功し、辛くも黒縄島を脱出。
(けれど……)
その代償もまた、大きいものだった。
『佐々木くん……』
佐々木異三郎。私に信女ちゃんと鉄君を守る責任を自分勝手に押し付けておきながら何食わぬ顔でその身を消した、身勝手でとっても狡い人。
夜明け……一緒に見ようって思ってたのにさ。皮肉しか言えない者同士、嫌味合戦でもしながらお酒飲もうと思ってたのにさ。もっと…これからだったのにさぁ。
沖田「なに辛気臭ぇ顔してんでィ」
『！総悟…！無事……では、無いみたいだけど…』
沖田「Aもな。体ァ傷だらけじゃねェですかい、何で簡単な処置しかしてねェんだ」
『重傷者が、多いんだ。包帯の数も……足りないんだって。私はそこそこ重傷とは言え何も四肢を失った訳じゃないし』
……今話しかけてきてくれた、総悟も総悟だ。頭包帯ぐるぐる巻きだし腕も不自由そうなのに…沈んでる私を見兼ねてか話しかけてきてくれて。
『……どうして、どうして佐々木くんは最後に私に言葉を残したんだろう』
沖田「……。」
メールなんて全然返さなかったし、私は信女ちゃん達を預けてもらえるほど大層な人間じゃない。そんな人間に、佐々木くんはどうして。
沖田「………俺が知るかよそんなこと。あんな野郎の思ってる事なんざ想像もつかねぇってんでィ」
『そ、それはそうだけど……』
沖田「ただ、俺もAも……いち警察として華々しく散った
すると、グイッと勢いよく腕を引き寄せられ……引き摺るようにして総悟に引っ張られる。どこかへ向かってる様子だけど……え？？どこに？
『……総悟？？』
沖田「行けば分かりやす」
『？うん……？』
ー
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実珠(プロフ) - しきしまさん» わーー！！ありがたいお言葉……！有難う御座いますただいまですーー！お待たせして申し訳ない…🙇🏻♀️ ちまちまとではありますがこれから更新していくので楽しみに待って頂けたら幸いです！！！ (12月18日 21時) (
レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - あやさん» わわわ有難う御座います〜！！！待っていてくださったなんて！！光栄……！おまたせしてごめんなさい！、これから頑張っていきます！！ (12月18日 21時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
しきしま(プロフ) - おかえりなさい〜！！更新待ってました！これからも頑張ってください！ (12月18日 20時) (レス) @page44 id: b9707e3599 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新待ってました〜！！ おかえりなさい！ (12月18日 20時) (レス) @page44 id: 6508c9a6a6 (このIDを非表示/違反報告)
実真(プロフ) - 華さん» 発破かけて下さって本当にありがとうございますううう……！長らくお待たせしてしまい…申し訳ない🙇🏻♀️ これからはちまちま更新していく予定です……！ (12月18日 19時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2022年8月13日 0時
