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34話 ページ36











『私ね、ゾムが浮気してる時、



何回も何回も考えた。ゾムが幸せになれるのは



私がいない未来なのかな、って。



その相手の女の子との未来なのかなって。』




ゾ「っ、うん、」



『でもね、最後の最後まで私を選んでほしくて


あなたの浮気を許してた。私の元に帰ってきて



くれるかなって、期待してた。


でもそれが悪化を招くなんて思ってもいなかった。




最初から、私も、口に出せば良かった、』







『ゾムが大好きって、ゾムしか、私にはいないよ、




って、言って、私のとこに引き止めるべきだったって、』





ゾ「…俺も、俺も、言えば良かってん、



そんでAと一緒に頑張れば良かってん、」




『でも、でもね、夢望ができて、ゾムからの



最後の贈り物かなって思えて、出て行ってから




も、そんなに辛くは無かったの。夢望が私を



助けてくれたの。』




ゾ「…そ、っか、」



『ゾム…。私と、よりを戻すってことは、


夢望のパパに、なるんだよ、』




ゾ「…当たり前やろ。…俺の決意や。




…俺と、結婚しませんか。」



『…は、っ…?』



ゾ「付き合うんだけじゃあ、2人を養えん。



Aと夢望のそばに一生いるために、



結婚したい。浮気した事は許せへんし



嫌やと思う、けど、俺にはAしかおらん」




『…私でも、いいんですか』




ゾ「昔俺のあげた婚約指輪を今でもこんなに



大事にしてくれとる人を、俺の大好きな人を



2度と手放さない、離れさせないためや。」




…気づいてたんだ。



『…って、ゾムも指輪してるじゃん…笑』



ゾムの薬指にも私とお揃いの昔の指輪がついていた



ゾ「これ、外したことないねん。」



『えっ、』



ゾ「浮気したけどアレもやってないし、


そういう雰囲気になっても俺がその気になれん



やったし、指輪を見るだけで満たされとってんな。


この指輪には俺の幸せが詰まってんねん。」




…してなかったんだ、…私、だけだったんだ、




ゾ「改めて言わせて欲しい。





…俺と結婚してください。」





苦しいことも沢山あった


死にたくなる時も。



でも、それでも私はゾムが大好き。



初めてあんなに大泣きしてるゾムを見た


私のために、泣いてくれた。



そんな大切な人と、一生一緒に居れる。


『…はい。』



もう、離さないでね。

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桃の葉っぱのゆめ - 泣いてまうやろ!最高です!! (2022年7月19日 15時) (レス) id: 45855f0c1e (このIDを非表示/違反報告)
える@zmさん推しだよ - 目から アラルかぁい が溢れる・・・ (2022年4月15日 20時) (レス) @page37 id: 7a01b9de9e (このIDを非表示/違反報告)
わーい\(^o^)/ - けっして作者様を貶してるわけじゃないんですが、私は再婚するのは嫌ですね〜 (2021年8月3日 20時) (レス) id: 7e1bdb3c05 (このIDを非表示/違反報告)
そらいちご - 姫野さん» 何回見ても目から汗が、、、(⊃;ー;⊂) (2020年5月5日 22時) (レス) id: 831146fddc (このIDを非表示/違反報告)
姫野(プロフ) - そらいちごさん» ありがとうございます!!他の作品もよろしくおねがいします!! (2020年5月5日 16時) (レス) id: ff9b6ca607 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫野 | 作成日時:2019年5月9日 20時

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