捕食者14 ページ16
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白川「アイツは特別なんだ。」
降谷「...は?」
特別?白川が妹のことを特別に可愛がっていることは同期5人全員知っている。
だが、その意味での特別では理由にはならない。
白川「Aとは血の繋がった兄弟ではないんだ。」
降谷「え?」
白川「あいつは亡くなった父親の友達の子だよ」
白川がAについてここまで真実を語ったのはこれが初めてだった。
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Aの父親は名の知れた情報屋だった...
まぁ後から調べて分かったことだが。
Aの父親、白川貴明は父と同級生だった。
たまたま同じ苗字で仲良かった。
だけど、お互い違う大学に入学し、そもそも白川は大学に進学したのかも分からず連絡がつかなくなっていた。どこにいるのかも行方不明。
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それから10年以上経ったある日。
父の元には1つの電話が入った。
「白川貴明が亡くなった」という連絡だ。
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父はその場で固まったらしい。
10年振りの連絡だと思うと、彼はもう既に亡くなっていたのだから。
葬式に行くと、たくさんの同級生がいた。
彼は兄弟も親もいなかった。
そんな中、1人だけ浮いている少女が1人で座っていた。
泣きもせず、ただただ棺桶を見つめる少女。
そんな悲しそうな背中を見せる少女の名前を聞くと、なんと白川の子供らしいのだ。
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結婚して、子供もいたんだ。
だが、あの子の周りには母親らしき人はいないし、結婚したという話も子供を産んだという話は誰も知らなかった。、、、つまり隠し子。
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名前はAというらしい。
Aには親戚が誰も居なく、行き場はなかった。
「私の家は息子が二人もいるから、、」
「うちも家計が、、、」
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全員が横流しをしている間、Aは何も言わずに棺桶から目を離さなかった。
まるでなんとも思っていないように。
酷いもんだ。
他人事だと思って誰もろくに考えてない。
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だが、それはある事実が判明して覆される。
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白川の遺産は膨大だったのだ。
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白川が何の職に就いていたのかは誰も知らないが、遺産の大きさには皆開いた口が塞がらなかった。
皆、なぜこんな大金が、、?と疑問に思い、人々の視線の先はその遺産を唯一受け継ぐであろう1人の少女。
そもそも子供がいることさえも知らなかったのだ。
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周りの目の色が変わった。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです!ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています! (2020年4月11日 9時) (レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます!待ってました!!今度はジンのターンですね( -ω- `)フッジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2020年3月15日 19時