捕食者12 ページ14
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バーボン...何か引っかかる。
ずっと前に感じていた人物の事だろうか？
...ん？ずっと前？？
私はいつからここに？
いつからこの部屋で暮らしているんだろう？
今は何時なんだろう、午前？午後？？
ふと、何も知らない自分に恐怖心が湧く。
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するとノック音が聞こえ、鍵を開ける音と共にベルモットが部屋に入ってきた。
ベルモットはジン程ではないが、(たぶん)1週間の間隔で逢いに来てくれる。
はっきり言って、ベルモットの来るタイミングで1週間と決めているから正しくは分からない。
最初の方はベットのシーツにジンにバレないように正の文字で何となく一日を数えていたが、見つかって取り外されてしまったのだ。
『ねぇ、今って何時？』
ベル「...気になるの？」
『...なんとなく』
私の質問にベルモットはスっと目を細くする。
ベルモットは私の近くに来ると、私の髪を手でとき始めた。黙ってそれを受け止めているとベルモットは口を開いた。
ベル「...私は好きじゃないわ、その瞳」
『え？』
ベル「あの時の貴方の瞳の色はもっと濃くて、自信に満ち溢れていたわ」
『...なんのこと？』
ベル「早く帰りなさい」
『...う、うん？？』
一応返事をしておくがなんの事を言っているのかは分からない。
帰る？どこに？
ベルモットは微笑んで部屋を出ていった。
・・・
安室「Aを誘拐なんて派手過ぎる行動ではないですか？仮にでも学校へ通う高校生ですよ？？」
ジン「バーボン、テメェもAの知り合いだったみてぇだな」
っしまった。
焦りを隠し、平然を装う。
安室「...えぇ、情報屋の時に何度かお世話になっていますが。」
ジン「Aが公安の犬と関係を持っていた」
！、バレたのか？
思い当たる節は水族館の件。
風見といる現場でも見られたのだろうか
安室「...それは残念ですね」
ジン「アイツはそんな機関に居座るような奴じゃねぇ...なのに何故国家の犬と共にいたか。」
その問いに黙ってジンを見つめる。
ジンは苛立つように煙草に火をつける。
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ジン「何か重要な情報を取られたか？...いやそんなヘマをするような奴じゃねぇ...人質か？...いや、そんな物に固着する人間じゃない。だったら何だ？？.........男か？？」
人質に固着するような人間ではない、か...
Aは優しい子だ。
人質なんていなくても俺らに協力してくれた。
結局コイツもAを白川Aとしか見ていないんだ。恨めしい一部の上層部のように。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです！ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています！ (2020年4月11日 9時) (
レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです！番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください！ (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます！待ってました！！今度はジンのターンですね( -ω- `)ﾌｯジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：235711 | 作成日時：2020年3月15日 19時
