侵入者4 ページ25
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煙でよく見えないけど、私は初めて?久しぶりに?部屋の外に出たのであった。
「襲撃者だ!」
「くそ!殺せ!!」
「相手も拳銃持ちだ!!」
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?「おらおらおら!そんな腕じゃ、銃が泣いてるぜ〜?」
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私達の周りに群がる拳銃を構えた数人の男達に怯むことなくどんどん進んでいく2人。
赤いスーツの方の人なんて、私を抱えているのに重い素振りなんて1つも見していない。
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巻上がる煙の合間に、ちらりと銀色の髪が見えた。
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『...!ジン』
?「なんだと?どこだ??」
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私の小さく呼んだ声は聞こえただろうか。
離れていくジンと見つめあったまま、数秒間。
先に視線を外したのはジンの方で、ジンは向きを変え私と反対側へと歩いていってしまった。
その小さくなっていく後ろ姿。
今までも小さくなっていくその背中を見てきたが、最後の最後までしっくりこなかった。
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煙で見えない視界の中2人は進み、光が見えたと思った瞬間、視界は開けた。
建物の外に出たのだ。
『うわ...』
太陽が眩しい。
...こんなに眩しかったっけ??
ぼーっと考えている間にも2人の足は止まらない。2人は黄色の車まで走ると、私を後部座席に優しく乗せた。
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?「話はまた後だ。ここから離れてからな」
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そう私に言って、私の頭に手を乗せる。
その手に何故か安心する。
懐かしいような、あったまるような。
こんな感情、ジンとは無かった。
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数十分車を走らせた後、小さな小屋に着く。
先程の都内とは違う、木が生い茂る森の中。
扉を開けると、椅子に座っていた大柄の男が勢いよく立ち上がった。
私の姿を目にし安心したようにため息をつく。
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?「...無事か、よかった。...ああ、記憶が消されてるって言ってたな...」
悲しそうな表情に変わる。
?「なんだよ...知ってたのか」
?「さっき峰不二子に聞いた」
?「はぁ?」
なんだよ、不二子のやつ...と黒いスーツの方の男性が愚痴をもらす。
不二子?まだ仲間がいるのか??
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すると扉から1人の女の人が入ってきた。
ベルモットとどっこいどっこいのボッキュンボンで、綺麗な女の人。
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トロ丸くん(プロフ) - 初コメ失礼します。凄く面白くて大好きです!ただ、理解者2から3にかけてがおかしくなっているので修正したほうがいいと思います。更新楽しみにしています! (2020年4月11日 9時) (レス) id: 1357d0851f (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!番外編とかでもっとジンとの絡みが見たいなぁと思ってますw更新頑張ってください! (2020年4月10日 15時) (レス) id: 51ee7cd96d (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - 面白いです最新待ってます頑張ってください (2020年4月2日 0時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
斉藤さん - 続編おめでとうございます!待ってました!!今度はジンのターンですね( -ω- `)フッジン好きの私にはニヤけが止まりませんw (2020年3月20日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2020年3月15日 19時