馬鹿者12 ページ20
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キュ「ヤツらの狙いは私...」
『!』
キュラソー、まさか...
志保「あなた...まさか囮に!?」
志保も分かったのか、呼び止める。
が、キュラソーは既に覚悟の目をしていた。
キュ「あの子達を頼んだわよ...」
志保「ダメよ!殺されるわ!!」
確かにそれが1番いい策だ。
弾丸が集中すれば秀一達も動きやすくなる。
それに志保には子供達の所に行ってもらわなければ...
『志保、君は少年探偵団の子達の元に行って。私がキュラソーと一緒にいる。
...あなたは良い奴だと言った人がいるから。』
だから、一緒に観覧車内から出よう...とキュラソーにそう目で訴える。
キュラソーは私の言葉に少し疑問に思ったらしい。だが、忙しい今は何も聞き返さなかった。
私とキュラソーは意を決して走り出した。
人の位置が向こうから熱で感知できているのか、キュラソーと私に集中している。
すると、
『!?』
途端に銃弾は私ではなく、キュラソーに集中するようになった。
なんでだ??
私をあからさまに避けている。
避けて移動していたが、キュラソーが一発当たったらしい。苦しまみれの声が聞こえた。
『っ、キュラソー!!』
キュ「っ!」
すると、地面に亀裂が入る。
足場がふらつく。
重力には抗えず、身体に感じる浮遊感。落ちていく感覚。
『くそっ!』
精一杯伸ばした手は、届かなかった。
2人で共に、瓦礫の中に埋もれていった。
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赤井「銃弾がやんだ。対象者がいなくなったのか?」
安室「それってキュラソー……っ!Aはキュラソーの元に行ったんだ!キュラソーが危険ならAだって危険だ!」
赤井「落ち着け安室君、今は俺らだって危険な状態だ。それにあのAの事だ。きっと何かしら対策はしてるだろう。」
そう、きっとそうだ。
無事でいろよ……A。
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よる - イッキ見しましたー!2日かかった…(読むのが遅いだけ)面白かったです!更新待ってまーす!笑 (2020年3月14日 15時) (レス) id: c5f0e73031 (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 更新まだですか?待ってます!! (2020年2月13日 0時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
さち - すごくおもしろいです。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2020年1月21日 23時) (レス) id: bae193555e (このIDを非表示/違反報告)
あやね - 更新まだですか.....? (2020年1月12日 23時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
氷 - めちゃくちゃ面白かったです!個人的にルパン達との絡みを増やしもらったら嬉しいな、と。これからも頑張ってください! (2019年12月22日 20時) (レス) id: 0dd927e5ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2019年10月13日 21時