未熟者11 ページ34
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すると王宮内にサイレンがなり始めた。
そしてすぐに王宮を取り囲むパトカー。
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『おーおー、これは早いこった』
感心感心、と言うと私の隣でアイリッシュが呆れたように、
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アイリ「これを見るためにわざわざ?」
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と、愚痴を零す。
いやいや、こんな高度なセキュリティ一を見に来たのではない。もっとカッチョいいもの。
それは...
『もうすぐ私の最推し、五ェ門の剣さばきが見れるからさ。』
そう言った私の頭上を通ったジェット機。そのジェット機から飛び降りてきたのは言わずもがな、石川五ェ門だ。
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アイリ「ジェット機から飛び降りるなんて、人間業じゃねぇな」
『いや、君もやろうとすれば出来ると思う』
私の返答にアイリッシュは少し考えた後、「確かに...」と呟く。
出来るんかい。
私の周り、人間脱している人多くね?
『...ゴリラなのかな?』
私の呟きにアイリッシュは苦い顔をした。
アイリ「あぁ?お前の大好きなバーボンも俺と握力変わんねぇよ」
『バーボンは気高い美しいゴリラなの!』
アイリ「ゴリラじゃねぇか」
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無事にルパンが救出させるのを見届けた後、パトカーがいなくなるまで途方に暮れる私たちに声をかけたのはふじこねぇだった。
峰「あ、A!...と、隣の方は??」
一緒に飛んできたわよね?と聞くふじこねぇに私は頷く。
『私のおじさん』
アイリ「どうも、」
峰「ふぅ〜ん?」
何かを含んだ様な笑いをしたが事情があると思ったのか何も言わずにいてくれるふじこねぇ。
峰「それより...」
そう言ってふじこねぇはカバンの中を漁り始める。ん?と気になって見ていると、
峰「はい、これ着てー!」
そう言って差し出されたのはメイド服。
それに、え?と固まる。
ふじこねぇを見つめると相変わらずニコニコ笑っていて、有無を言わせない笑顔だ。
これはここに仕えているメイドさんたちの服だ。まさか、私も最後の推理ショーに立ち会えと??
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朔(プロフ) - 小説を書いたことのない私なので大したことない感想しか言えないのですが、構成?がしっかりしてて読みやすいなと感じました。次の更新がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。素敵な作品に会うことができ、とても嬉しいです。応援しております。 (2019年8月31日 21時) (レス) id: b04719a6f1 (このIDを非表示/違反報告)
瑠李(プロフ) - 更新待っています笑頑張ってください応援してます笑 (2019年7月5日 13時) (レス) id: c293b9e325 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 更新とても嬉しいです!すごく大好きなお話なのでこれからも応援してます♪ (2019年5月3日 12時) (レス) id: 43ab538aea (このIDを非表示/違反報告)
れい。 - めちゃめちゃ面白いです!!!更新頑張ってください!(≧∇≦) (2019年5月2日 1時) (レス) id: bbafcd59f2 (このIDを非表示/違反報告)
まいやん - 続編おめでとうございます!待ってました!!更新頑張って下さい。応援してます(^o^)/ (2019年4月28日 22時) (レス) id: 4ec1a4318b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:235711 | 作成日時:2019年4月28日 21時