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死神13 1 ページ30

灯Side

砂漠での野宿を経て、次の夜は宿を取ることが出来た。

セスナ機の準備が整ったと聞いたので、他の皆を起こしに行く。

扉をノックすると、すぐに返事があった。

『おはようございます』

「おはよう。おれとジョースターさん、それと承太郎はもう起きてるぜ。花京院の様子を見に行こうとしていたところだ」

『珍しいね、彼朝弱かったっけ?』

少し不思議に思いつつ、彼の部屋の扉を叩く。…返事はない。本当に寝ているのだろうか。

『花京院?セスナの準備が出来たからそろそろ起きて___!』

寝汗がひどい。それにかなり魘されている。咄嗟に体温を確認した。…大丈夫、平熱だ。

砂漠での野宿で体調を崩したのかと思った。

「花京院!花京院!!」

ポルナレフが名前を呼びながら身体をゆする。その瞬間、「うわぁあああ!!」と大声を上げて花京院が起き上がった。

「ここは…」

『宿の中。出発するから準備して』

「しっかりしろ!ここは、じゃねぇよ。早く起きろ、飯食ったら出発するぞ」

…悪い夢でも見たんだろうか。大丈夫かと声をかけようとしたとき、視界に赤いものがチラついた。

『花京院、その手どうしたの?結構ザックリ切れてるけど』

「ん…?あれ、本当だ。どこで切ったんだろう」

『取り敢えず治しておくから。…何か悩みがあるなら言ってね』

「うん、ありがとう」

支度を始めた花京院の部屋から出る。私はポルナレフとともに朝食をとりに行った。

手がジクジクと痛む。そりゃあそうだ、大分深い傷だったし、それなりの痛みにもなるだろう。

「おい灯、お前まで手ェ怪我したのか?」

『!いや、痛そうだったなーと思ってね』

危ない、バレるところだった。

死神13 2→←太陽…という名の閑話休題 2



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圧倒的睡眠不足(プロフ) - 柱の男の餌さん» 読んでくれる人が増えただけで号泣モンです…読んでくれてありがとうございます!最近スランプ気味なので更新遅いですがその一言でスランプを再起不能に出来た希ガス。頑張りますね! (12月9日 18時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
柱の男の餌 - うおぉぉ…!なんだか世界観に引き込まれるような気がして一気読みしてしまいました!(語彙力)更新楽しみにしています! (12月9日 17時) (レス) @page21 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - えお気に入り登録増えてる…!?ありがとうございます!! (11月25日 17時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:圧倒的睡眠不足 | 作成日時:2023年10月21日 14時

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