正義 ２ ページ11
花京院Side
ここは空港。
家出少女ことアンを家に帰すために、ジョースターさんたちとやってきた。
ちなみに承太郎と灯は居ない。燃えた学ランを新調すると言っていた。
「ぐっ、離せ！離せよ！変なとこ触るんじゃあねぇッ」
「うるせぇ！人聞きの悪い…！」
アンは帰る気がないようだ。さっきから「一緒に行く」と駄々をこねている。
「お嬢ちゃん、わしの娘…承太郎の母親は今、命の危機に瀕しておる。娘の命を救うため、わしらはこの旅を続けておるのじゃ」
ジョースターさんが説得をはじめた。さすがジョースターさん、ポルナレフの比じゃないくらい説得がうまい。
…というか、灯と承太郎はまだなのだろうか。このままではアンが顔を見れずに帰ってしまう。
「…チェッ、わかったよ。ここはじいちゃんの顔を立ててやらぁ」
お、上手いこといったみたいだ。渋々、という感じだが、やっと帰ることを了承してくれた。
……でもやっぱり、どこか寂しそうな顔をしている。きっと二人に会いたいのだろう。
「あばよ！サヨナラだけが人生さ！」
アンが飛行機に乗り込んでいく。
と、その時。
『戻りました…って、アン！』
「！！バイバイ、ジョジョ、お母さん絶対助けなよぉ〜！応援してるから！！灯お姉ちゃん、また会おうね〜〜！！！」
飛行機が遠ざかっていく。あっという間に見えなくなった。
『…嵐のような子だったね』
「そうだな。…おい、行くぞ灯」
『ん。承太郎、よかったね応援してもらえて』
「フン」
…‥‥‥‥？
「あの、灯？君承太郎に対して敬語使ってなかったかい？」
『あーーまぁ、色々あったんだよ』
僕はその色々を聞きたいんだが。
…変な気分だ。彼女が色んな人と仲良く出来ることは嬉しいことなはずなのに、素直に喜べない。
ポルナレフの時もこんなだった。なにか、僕だけの特権が無くなってしまったような、そんな気分。
『…花京院？どうしたの？もうみんな行っちゃうよ』
「！ああ、ちょっと考え事をしていて。すぐ行くよ」
…‥‥‥きっと気のせいだろう。そう、思うことにした。
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圧倒的睡眠不足(プロフ) - 柱の男の餌さん» 読んでくれる人が増えただけで号泣モンです…読んでくれてありがとうございます！最近スランプ気味なので更新遅いですがその一言でスランプを再起不能に出来た希ガス。頑張りますね！ (12月9日 18時) (
レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
柱の男の餌 - うおぉぉ…！なんだか世界観に引き込まれるような気がして一気読みしてしまいました！（語彙力）更新楽しみにしています！ (12月9日 17時) (レス) @page21 id: be6e33eff1 (このIDを非表示/違反報告)
圧倒的睡眠不足(プロフ) - えお気に入り登録増えてる…！？ありがとうございます！！ (11月25日 17時) (レス) id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：圧倒的睡眠不足 | 作成日時：2023年10月21日 14時
