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テンパりすぎて思わず叫んだその直後。
「土方さーん、死にやしたかい？」
かったるい口調の噂の人物の声が聞こえ、薄くなった煙の向こうにバズーカを担いだ沖田隊長の姿が見えた。
ついでに仰向けになって、蛙みたいな恰好で伸びている副長の姿も。
「あり、死んではいねェか。ッチ、まぁいいやこのまま頭にバズーカ撃てば確実に……」
「おい待てやァァァアア!!」
「あでっ」
チャキ、とバズーカの砲口を白目を剥く副長に向けた隊長にタックルを決めると、良い感じに吹き飛んで隊長の頭が壁にぶつかった。良い音だった……。
――じゃなくて!!!
「アンタ何考えてんですか、っつーか私もいるんですけどォオ!!?昨日あんな約束しといていきなりこの仕打ちって本当どうなってんの!!?お前の辞書に倫理と常識って言葉ある!!?ねえあります!!?」
「あるに決まってんだろィ、土方さんを消すのはこの世の為でィ。あれがいない世の中が正しいんでさァ。
つまり消そうとしてる俺の行動は正当で常識的『な訳ねェだろ阿保か脳外科行けェェエ!!!』」
ばしばしバズーカを叩きながら怒涛のツッコミと入れていると、「っていうかお前も人の事言えねェだろィ」と打った頭を擦りながら隊長は言う。
「昨日この俺がすっげェ重〜いお前の話聞いてやって、すんげェ約束までしてやったのに、その相手にタックルってなんでィ」
「待って、何この恩着せがましい言い方。あとタックルは正当な行為ですから貴方と違って」
責められる謂れは無いです。と冷ややかに言えば、隊長はジト目で私を見てから、「あ」と突然手を打った。
「約束と言えばいっけね。俺お前に首輪付けに来たんだった」
「何つーろくでもない話!!あと約束してないからね!!?っていうかまさかその為に副長襲撃したんですか!!?ねぇそうなの!!?
って、待って待ってストップストップ!!!」
すちゃ、と何処からか首輪を取り出した隊長に両手を突き出して後退りする。
ヤバイコイツ目ェイッてる、笑顔が黒すぎる。っていうかこの距離だったら逃げられないんですけど!!?
と、兎に角何とかしなくては……!!
頭の中でリアルに浮かんだ精神ズタズタな未来予想図に青ざめながら、
「っっあ、の!!もっと健全な事しましょう!!?まともな事！SMとかそんなんじゃなかったら幾らでも付き合いますから本当!!!
だから首輪だけは本当勘弁してください!!!」
――ピタ、と沖田隊長の動きが停止した。
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霜夜華(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！受験お疲れ様です(^o^)頑張ります！ (2019年2月17日 18時) (
レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
りん - お久しぶりです！受験でしばらく来れてなかったんですけど更新されてて…凄く嬉しいです！！読んでて進展しててドキドキしました！これからも応援しています。 (2019年2月17日 14時) (レス) id: 0f485d2f15 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - 内田さん» おおお勢いのあるコメントありがとうございます！(*´∀｀)頑張ります！ (2019年1月18日 10時) (レス) id: af44df98e2 (このIDを非表示/違反報告)
内田(プロフ) - すごく好きです！！！！更新頑張ってください！！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: 2320622f76 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - かぼちゃんさん» ありがとうございます！のろのろ更新ですが頑張ります！ (2018年9月23日 20時) (レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜夜華
| 作成日時：2018年1月8日 10時
