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……好き？
私が？
――沖田隊長を？
「なっ……、な、なななな、何でそうなるの？だって、わた、私、」
「動揺しすぎよAちゃん。
だって、負担かけたくないし、笑ってる顔が見たいんでしょう？そもそもさっきの顔はどう考えたって恋する乙女の顔だったもの」
「ちが、そんなんじゃ……！」
心臓が妙に五月蠅くて、顔に熱が集中していっているのが分かる。
私はこれまで恋なんてしたことがない。どういうものなのかは知っているけれど、経験としては知らない。
だって私は真選組に入るまでは、患者さんを相手にしたことしかなくて、誰かに恋出来るような環境にいなかったから。
「そんなん、じゃ……」
だから心から否定することが出来ずに、声はどんどん尻すぼみになり、自然と顔も俯かせてしまう。
そんな私に、お妙さんは優しく語りかけた。
「Aちゃん。沖田さんと一緒にいて幸せだとか、嬉しいとか、そういったことを思ったことはない？」
「……」
彼女の言うようなことがあったかどうか、少し隊長とのやり取りを思い返してみる。
『一緒にいて幸せ』。『嬉しい』……。
「……一緒にいると、楽だな、とか思うことはある。あいつの側だと、変に気を張らないでいいっていうか……。私のことを思って言ってくれる言葉が嬉しいとかは、あるけど……。でも、それが恋かどうかは……」
言いながらちらりとお妙さんの顔を見上げ、私は思わずぎょっと身を引いた。
何故か。それは彼女の目がやたら好奇の熱を帯びてきらめいていて、表情もやたらと生き生きしていた上に、若干身を乗り出していたからだ。
一言で言えば、何か勢いすごい。
「じゃあ、質問の角度を変えるわね」
「あのお妙さん、もしかして楽しんでる？」
「あら嫌だ、そんな訳ないじゃない。男所帯にいながら浮いた話のひとつもないAちゃんに漸くそれらしい話が出て、珍しいとかときめくとか経過を観察したいとか思ってないわよ」
「それ思ってるんじゃ……あ、ハイスミマセン嘘デス、続キヲドウゾ。」
スッ、と笑顔で拳を作られてしまっては黙るしかなかった。
やっぱりこの人ヤがつく組織の女組長似合うよね……。そしてパワーガールでも、恋バナって好きなんだね……。
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霜夜華(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！受験お疲れ様です(^o^)頑張ります！ (2019年2月17日 18時) (
レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
りん - お久しぶりです！受験でしばらく来れてなかったんですけど更新されてて…凄く嬉しいです！！読んでて進展しててドキドキしました！これからも応援しています。 (2019年2月17日 14時) (レス) id: 0f485d2f15 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - 内田さん» おおお勢いのあるコメントありがとうございます！(*´∀｀)頑張ります！ (2019年1月18日 10時) (レス) id: af44df98e2 (このIDを非表示/違反報告)
内田(プロフ) - すごく好きです！！！！更新頑張ってください！！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: 2320622f76 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - かぼちゃんさん» ありがとうございます！のろのろ更新ですが頑張ります！ (2018年9月23日 20時) (レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜夜華
| 作成日時：2018年1月8日 10時
