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ある日の朝。
「Aちゃん、電話が来てるよー」
「はーい！」
庭で薬草の手入れをしていた私は作業を中断し、小走りに電話を取りに行った。
「もしもし、お電話代わりました」
『あぁ、Aちゃん』
電話の相手はとあるお茶屋さんの奥さんだった。何でも店主の旦那さんが風邪らしく、診てほしいとのことで。
「分かりました。じゃあお昼ごろに向かいますね」
『ごめんなさいね。お願い』
電話を切って、すぐに近藤さんの部屋へ向かうと、彼はテレビを観ながら歯を磨いているところだった。
「失礼します、近藤さん。外から診察の依頼来たので、行ってきますね」
「おう、分かった！…あ、けど今日総悟は見回りでいねーけど……」
「じゃあ手の空いてる人に頼みます。そんな遠くないし、人通りが多い所なので多分大丈夫ですよ」
「ならいいんだけどよ。……お、結野アナのブラック星座占いだ」
これ当たるんか当たらないんかよく分かんねーけどなー、とか遠い目をしながら言う近藤さんの言葉を聞きながら私もテレビに目を向けると、占いで天気を全部当ててしまうあの結野アナの姿が。
そういえば、新八君が言ってたけど、銀さんって結野アナのファンじゃなかったっけ。まー綺麗だしね、この人。
なんて思いながら、順位を発表していく結野アナ。
私は何位かなー、とか思っていると。
『今日の最下位は、いて座のあなた！何かひとつは良くないことが起きるでしょう』
「えっ、嘘」
因みに私の星座はいて座である。
まぁでも占いだし、大したことないよね。と思ったその時。
『特に黒髪で、今日外出する方！何かとばっちりを受けます』
「「えっ」」
近藤さんと見事に声がハモった。
待って、完全に私当てはまるよね？
『幸運を切り開くラッキーカラーは青。鈍器を持つと尚良いです』
「鈍器!!?何で!!?」
それでは良い一日を〜、と微笑む結野アナに思わずツッコむ。
いやいやいや、鈍器は無いでしょ。絶対ないって！ラッキーどころかアンラッキーだからねそれ!?
「Aちゃん、今日外に出るのよした方がいいんじゃねーか……？」
「な、何でそんなマジな顔するんですか……。大丈夫ですよ！たかが占いですし」
それじゃあ失礼します。と心配そうにする近藤さんを置いて外に出る。
だってこの世にいて座で黒髪で、今日外出する人なんて腐る程いるんだから。大丈夫でしょ。
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霜夜華(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！受験お疲れ様です(^o^)頑張ります！ (2019年2月17日 18時) (
レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
りん - お久しぶりです！受験でしばらく来れてなかったんですけど更新されてて…凄く嬉しいです！！読んでて進展しててドキドキしました！これからも応援しています。 (2019年2月17日 14時) (レス) id: 0f485d2f15 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - 内田さん» おおお勢いのあるコメントありがとうございます！(*´∀｀)頑張ります！ (2019年1月18日 10時) (レス) id: af44df98e2 (このIDを非表示/違反報告)
内田(プロフ) - すごく好きです！！！！更新頑張ってください！！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: 2320622f76 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - かぼちゃんさん» ありがとうございます！のろのろ更新ですが頑張ります！ (2018年9月23日 20時) (レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜夜華
| 作成日時：2018年1月8日 10時
