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怖っ！と内心でビビる私とは対照に、神楽ちゃんは余裕の表情で鼻を鳴らす。
「はっ、いたのかよクソサド。身長小さくて見えなかったアル。そんなチビで大丈夫かヨ、ぷくくっ」
「俺よりチビなくせに見えねーとは相当目が悪ィみてーだなァ、眼科行ったらどうでィ。あ、貧乏人のチャイナ娘にゃそんな金無かったか、こりゃ悪かったねィ」
「んだとこの税金ドロボーのクソガキィィィイイッ!!!」
「お前らァァァアア!!!ここ道のど真ん中!!!んなとこで戦り合ったら死人出るだろーがァァァアア!!!」
「神楽ちゃん、ちょ、マジで本当落ち着いて!!?沖田隊長も煽らないで下さいよ、私大丈夫ですから!!!」
走ってきた新八君が今にも傘と刀をぶつけ合いそうな二人の間に入り、私は夜兎である神楽ちゃんを必死に抱きしめて止め――。
いや止められんわ、半天人だけど無理！雷獣戦闘種族じゃないから!!無理だから!!!
「銀さんも止めて下さいよ、分かってますからね!!?お願いパフェ奢るから隠れないで!!?」
そそくさと建物の陰に身を隠そうとする銀髪テンパに向かって必死に叫ぶと、彼はどぴゅんとスーパーマンよろしく飛んできて、
「お前らいい加減にしろォォォオオ!!!人様に迷惑だろォが!!!」
「いやアンタがいい加減にしろよ、何食わぬ顔で説教してんじゃねーよ!!!」
キレッキレの新八君のツッコミが炸裂する。
そりゃそうだ。大体人様に迷惑かけてる点については銀さんも似たようなもんだし。っていうかどんだけパフェ欲しいの、もはや「開けゴマ」と同レベルの魔法の言葉かよ。
何とか収集がついてから、私はようやっと立ち上がる。ついでに神楽ちゃんはくっついたままだ。可愛い。
「A、パフェ」
「はいはい、じゃお金あげますから」
800円あげたら光の速さで財布にしまわれた。どんだけ……。
「おいA、こんなマダオにわざわざ金恵む必要なんかねーだろィ」
「税金ドロボーでサボり常習犯に言われたかねーよ」
けっ、と言ってから銀さんは「そういやお前らさ、」と相変わらず死んだ目を向ける。
「いちおーちゃんと仲直りしたんだな」
「……何で旦那が知ってんでさァ」
怪訝そうにした沖田隊長に、「何でってこいつに相談されたし」と銀さんは私を指差して答える。
あれ、言ってなかったっけ、そういえば。
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霜夜華(プロフ) - りんさん» ありがとうございます！受験お疲れ様です(^o^)頑張ります！ (2019年2月17日 18時) (
レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
りん - お久しぶりです！受験でしばらく来れてなかったんですけど更新されてて…凄く嬉しいです！！読んでて進展しててドキドキしました！これからも応援しています。 (2019年2月17日 14時) (レス) id: 0f485d2f15 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - 内田さん» おおお勢いのあるコメントありがとうございます！(*´∀｀)頑張ります！ (2019年1月18日 10時) (レス) id: af44df98e2 (このIDを非表示/違反報告)
内田(プロフ) - すごく好きです！！！！更新頑張ってください！！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: 2320622f76 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - かぼちゃんさん» ありがとうございます！のろのろ更新ですが頑張ります！ (2018年9月23日 20時) (レス) id: 64f91c64f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜夜華
| 作成日時：2018年1月8日 10時
