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「―――と、いう訳で匿って下さい銀さん」

「いやどういう訳!?」


屯所を飛び出した私が来たのは万事屋。事情を説明すると銀さんは、「そりゃすんげえ反撃だな」と呆れた顔をした。


「っていうかAちゃん?それ話し合ってないよね?いや確かに俺一回キレろって言ったよ?言ったけど話し合えとも言ったよね?」

「言いましたけど知りません。もう我慢の限界です」


そっぽを向くと、神楽ちゃんが酢昆布を食べながら抱きついてきた。


「よくやったアルよA。あの腐れ外道、いい気味ネ」

「でも、辞めるのはちょっとまずいんじゃないですか?真選組の皆さん、探してるんじゃあ……」

「新八、お前Aをあんなむさ苦しい男共のゴミ溜に戻せなんて言うつもりアルか!ちょうどいいネ、Aも万事屋に入るヨロシ。Aは私が幸せにするネ!」

「神楽ちゃん……!」


なんていい子なんだ、もう大好き。でも『ゴミ溜に戻す』って言うのやめようか、私は物じゃないからね。


「それにしてもお前、よくあそこから抜け出せたな。隊士も揃ってたんだろ?」

「全員じゃないですけどね。私、これでも足には結構自信があるんです」


ふうん、と銀さんは鼻をほじる。だからやめろって。


…まあ、不自然なのも分かるけど。


ただの女の子が日頃から鍛えている隊士より足が速いなんてことは、普通あり得ない。

だが、私はあり得るのだ。それは私が天人と地球人の混血だから。

どうやら私は天人だった父親似らしく、体は地球人より天人に近い。そのため、身体能力は地球人よりずっと高い。

だから撒くのは一応簡単だ。沖田隊長や副長とか、近藤さんだったらちょっと分からないけど、あの人達が来る前に出て行ったので問題なかった。


「匿うと言ってもほとぼりが冷めるまでで良いですから、その間置いて下さい」


私だってこのままじゃ駄目なことくらい分かっている。

だが、考える時間が欲しかった。これからどうするべきなのか。


正直勢いで飛び出してきちゃったのも大きいし。


頭を下げると、銀さんは「ま、いいけど」と頷いてくれた。

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茸筍 - でも、カッコいいわ (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
茸筍 - 吉沢亮に血染めの犬の餌投げつけるかw w w (2021年7月11日 21時) (レス) id: ca7cb48629 (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - さわさん» そこまで喜んでいただけて嬉しいです!(*^▽^*)続編も頑張ります!! (2017年5月29日 22時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)
さわ - やったァァァァァ!!w続編なんてすっっっごく嬉しいです(*-`ω´-)9 ヨッシャァ!!楽しみに更新待ってますね!(*´ω`*) (2017年5月29日 22時) (レス) id: e6f444c96b (このIDを非表示/違反報告)
霜夜華(プロフ) - mokamoiさん» い、いちばんですか!?(゜ロ゜;ノ)ノそんな、とても恐れ多い誉め言葉を頂けるなんて光栄です・・・!ありがとうございます!頑張ります! (2017年5月29日 5時) (レス) id: 9126ee9e9d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜夜華 | 作成日時:2017年5月12日 2時

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