私に恋した刑事さん。【あなたの番です】

Ep 5* ページ7

・




無事スーパーに着き、神谷は器用に車を停める




「到着…！」




『ありがとう…！』




二人は車から降りた




無意識なんだろうが、神谷が呟いた



「上手く停められたな…」



そんな神谷を見て、Aは小さく笑って入り口へ向かった




・




「あれ、なんだっけ…」




『シチューだよ笑』




「あ…そっか」




(恥ずかしそうにして頭を掻く神谷はいつもと違って可愛く見えた。




Aはクスッと笑ってシチューの具材を探した




しばらく具材を探したが




『あとは人参だけか…』




人参が売ってるであろう場所に言ってみると見事に完売していた




『マジか…』




苦笑いして、いつからか居なくなっていた神谷を探した




『将人さん…』




誰にも聴こえないくらいの声で呼び掛ける




あ…！あれ、？




人参を一つ持った神谷がお菓子売り場に居た




それを見てまたもや苦笑いする




『将人さん、お菓子欲しいんですか笑』




少し煽り気味で聞く




「あ…いや…別に…」




欲しいんだな笑




Aは察した




『いいですよ。欲しい物かごに入れて下さい』




神谷は一瞬戸惑った顔をした




あ、恥ずかしいか




Aは後ろを向いた




『かご、入れて下さい』




しばらく待ってたら神谷はいいよ、と言った。




かごに入っていたのは人参とチョコレート。




この人やっぱ可愛いところあるじゃん、とまたまた苦笑いした

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