恋と秘密が知っている-*探偵チームKZ事件ノート*-

secret22 ページ23

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学校は、丁度休憩時間が始まった直後だった。



「陽凪、久しぶりね。」


「うん。ありがとね。」



曖は、すっごく優しい目をしてた。

はじめて、見たな…。



「あー陽凪来たんだ？よく来れたね？」



佳珠菜は、違う。


雰囲気から刺々しかった。



「来たけど、それがどうかした？」


「いい子ぶらないでくれる？
そーいうの鬱陶しい。」



フッと、私は微笑んだ。


あなたの愛しの貴和？

私のすぐそばにいるよ？



「何笑ってるの…よ…？」


「さっきから聞いていれば、君、最低だね。」



貴和の目の色が変わった。



「そんな子、俺嫌いだから。」



佳珠菜だって、分かってるはず。

貴和が好きなんだから。



「それは…！」


「謝ってよ。俺の幼馴染 兼 恋人に。」



教室がどよめく。



「ねぇ。」


「っ、ごめんなさいっ。」


「次こんなことがあれば、

…どうなるか覚えててね。」



貴和はそう言って、
恐ろしく見えるほど妖艶な笑みを浮かべた…。



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