こっちも事件。 ページ46
A side
この前のLINE間違え事件。
あれから数日後…私にも事件が起きたんですよ
｢…起きなきゃ…｣
私だけ出なきゃ行けない日。
アラームを止めて
この ぬくぬくの布団とマサイの腕 から抜けるのは、私にとって凄く大変なことで
マ｢ん…？｣
｢あ、ごめん。起こした？今日私早い日｣
マ｢…ああ…｣
｢ゆっくり寝てて？｣
マ｢…んん…｣
チラッと私の方を片目で見て返事はするものの、ぎゅーっと腕の力が強くなって顔を埋めてしまったマサイ
｢マサイ、ほら、ごめんね、起きなきゃ｣
マ｢…3分だけ｣
｢ダメです、今すぐ出なきゃ一生出れなくなるじゃん。私だってココに居たいんだから｣
マ｢ええ〜…｣
｢そんな可愛い事しないで、もう｣
珍しく甘えたモードなのかスリスリと寄ってくるマサイを離すのは 私だって辛い
けど、なんとか気持ちに打ち勝って出る準備にとりかかった
｢よし。｣
今日の予定確認…ってしてたら見つけちゃったんですよね 机の上に置いてあるメモを
�犁�きれ無くて言えねーかもだから。今日も頑張って。行ってらっしゃい。晩飯は、俺が頑張る��
そう書かれた手紙。控え目に言って 死んだ。←
もう胸がいっぱいで 爆発しそうだったんだけど
その手紙を大切に折って財布に閉まって
よし出ようとしたその時ですよ、またうちのマサイくんがね
マ｢…もう行く？｣
｢うん、行ってくるね｣
マ｢忘れもんない？｣
｢うん｣
マ｢すぐ帰ってきて｣
｢うん、終わったらすぐ帰ってくるね｣
マ｢……｣
｢ん？｣
マ｢ちょっとだけ来て｣
いや、誘惑に負けちゃいかんと2秒程は自分と戦ったんだけど なんせ さっきの手紙にやられた後だよ、無理でしょ
マサイの元へ向かうと
マ｢間違えてシルクんとこ帰ったりしたらダメだかんな｣
｢え？｣
マ｢ちゃんと俺のとこ帰ってきて、俺に連絡して｣
｢…この前はごめんね？ほんとに｣
マ｢やだよ、間違えたら｣
｢ん。｣
マ｢…あー、離したくねえ｣
この前の少しの事件は、私にとっちゃ恥ずかしいで済む話でもマサイにとっては少し寂しくて不安な事件だったようで
不安にさせた事は ほんとに反省。
でももう可愛さで仕事投げそうになりました(投げてないよ！ばっちり仕事してきたよ！褒めて！←)
マサイ可愛い可愛い事件！ってキャッキャ言ってたらシルクにデコピンくらわされました ←
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作者名：とまと | 作成日時：2020年9月11日 15時
