嫌いは好きの裏返し

○ ページ39

あの事件から数ヶ月が経って、特に何も起きず平凡にすごしていた


ウンビさんも真面目に働いていて、それなりの信頼を貰っているようだった


私が移動する時は常にソクジンさんかナムジュンさん、もしくはヘスオンニかサランオンニかマネオッパの誰かがついていた


番組の本番撮影の前に忘れ物をしたことに気づき、急いで取りに行ってきますと伝えて、控え室に戻った

後ろの方でマネオッパがなんか言ってたけど、すぐ戻るからいいやと思って無視した


控え室を開けると、私のカバンを漁っていたウンビさん

｢何してるんですか？｣

EB｢さっきここら辺を通った時に躓いちゃって..指輪とか色々落としちゃって、あと一個が見つからないの..勝手に中見たりしてごめんね｣

｢あ、いえ、見掛けましたらお渡ししますね｣

EB｢うん、ありがとう..｣


私のカバン確認してるほど暇じゃないし、とりあえず私の大事な時計はここの台に置いていたのは確か


見当たらない


あれ記憶違いかな..


この部屋のどこかにあるだろうし、終わったらまた急いで探せばいいよねと思って楽屋からでた


現場に行くとマネオッパが、誰も連れてかずに一人で行動するなと怒ってきた

近くなんだからそんなに怒らなくても良くない？と思いながら、すみません。と言った


早くあの時計を探したい。番組の撮影がとても長く感じた。


終わってすぐ楽屋に戻ろうとしたけど、スタッフさんやらマネオッパやらいろいろ足止めをくらってしまい、結局最後になってしまった


誰か見つけてくれたりしないかな..と期待して控え室に戻った




.



控え室の扉を開けると皆、あれがないこれがないと騒いでいた


SG｢俺撮影行く前イヤホンここに置いてたよな？｣

JM｢ユンギヒョンボケました？ちゃんと自分のモノは自分の場所に置いとかなきゃですよ〜俺の大事な指輪はちゃんとここに..ない!?｣

SG｢なんだジミナ？ボケ始めたのか？｣

TH｢俺の小銭入れどこ!?あの中に大事なもの入ってるのに..!!!!｣

JK｢..俺のブレスレットない｣


なにこの感じ知ってる

完全にフラグじゃん。あーさっき確認しとけばよかった。どっちにしろ犯人か


JIN｢Aやっと戻ってきた..！誰かと一緒だった？｣

｢え、あ、サランオンニといました。大丈夫ですよ｣

最近やたらと過保護なソクジンさん

JIN｢Aの分のお茶ね｣

と私に渡しに来る前で私の荷物に躓き、私の荷物をひっくり返し、中身をぶちまけられた


全て彼女の計画通りか

○→←○

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す