嫌いは好きの裏返し

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カムバックに向けて、1日10時間以上による練習の日々

練習は苦じゃないけど..


彼らと同じ空間での練習は少し気まずい


いつもリハーサルの時と本番の時しか一緒にやらないから、なんか..違和感


デビュー前以来かな、こうやってメンバー揃って練習するのは


練習してて思うこと

やっぱり私が1番体力がないこと

息が切れるのが早いな


よりによって今日は女の子の日

しかもピーク日だ

薬の効果がそろそろ切れてくる頃で

ジワジワと痛みが増してくし、イライラも止まらない


JH｢A、ワンテンポ遅れてるよ｣


｢すみません。もう一回お願いします｣


また中断させてしまった

1人なら人に迷惑かけることもないのにって考えてしまう


起き上がる瞬間に視界が真っ暗になってふらついてしまう

そこでまたワンテンポ遅れてしまう


｢ごめんなさい｣


怒られる。同じところで2度も足を引っ張ったんだ


JH｢..休憩にしよっか｣


｢すみません｣


とりあえずダッシュでカバンを持って練習室を出た


私は女の子の日になると不安定になりやすくなる

頭では理解していても、心がついて行かなくなる


ダメだ。ポジティブにならなきゃ


｢強くなれ私...｣

そう自分に言い聞かせないとやってけない



薬を飲み、深呼吸して練習室に戻る


｢失礼しました。再開しましょう｣


JH｢今日は充分練習したし、一回通したらもうやめよう！休息も大事だからね｣


それから一通り通して今日の練習は終わった


一息ついてから帰ろうと思った時ホソクさんが話しかけてきた


JH｢大丈夫..？顔色..悪かったから..｣

｢皆さんの足引っ張ってすみませんでした。明日からまたよろしくお願いします｣

JH｢あっ、えっと..あの..お腹大丈夫..？俺あのヌナがいるから..変な意味とかじゃなくて..そ、その..｣

アタフタしてるホソクさんが面白くてつい笑ってしまった

｢ご心配ありがとうございます。薬貰ってくるので大丈夫です｣

JH｢宿舎の俺の棚にココアがある..から..良かったら飲んでね..！お大事に！｣

そう言うと練習室から出ていった


彼もよく周りを見てるなと思う

前からも私の事気遣ってくれていたことは少し感じてた

私と話すのに慣れてないのか噛み噛みながらも話しかけてきてくれるし、でもステージの上ではホビホビパワーで元気いっぱい



このギャップをファンに見せてあげたい

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