episode152 〜No side〜 ページ37
国際会議場の大屋根に滑り落ちたコナンは
起き上がるとすぐにメガネのレンズとピンをズームアップしてカジノタワーを見た
フゥ……と息をついて、床についた手を見る
コ「ん?」
手には血がついていた
零「後はこっちで処理する 君もすぐに行くんだ」
振り返ると、ガラス張りの大屋根に左肩を抑えた降谷が立っていた
周囲にはガラス片が錯乱し血が点々と広がっている
コ「まだ謎は解けてないよ」
立ち上がったコナンは安室と向き合った
コ「どうして小五郎のおじさんを巻き込んだの?」
降谷はフッと口の端を持ち上げた
零「……僕は立場上、公に捜査できないし
彼を事件に巻き込めば君は必然的に『協力者』になる」
コ「!」
零「そうすれば、君の本気の力が借りられるだろ?」
コ「……買いかぶりすぎだよ」
コナンんは肩をすくめて苦笑いした
2人はしばし無言のまま見つめ合うと背中を向けて別々の方向に歩き出した
零「(まぁ…想定外な人も巻き込んでしまったがな…)」
降谷は脳裏に焼き付いて離れない無邪気に笑う彼女を思い出しながら歩く
降谷はどうしてこんな時に自分は彼女のことを思い出すのか不思議に思いながら
いつの間にか雲が去り空にはこうこうと輝く月が出て
誰もいなくなった屋上を照らし出した
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真白 - うわぁぁ!きゅんきゅんだ (2023年4月8日 16時) (レス) @page46 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
零 - もう、めっちゃドキドキした! 超最高!! いつも、応援してます。頑張ってください(`∀´)d (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
りな - 安室さん かっこいいですぅ〜♪ (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん - 読んでてドキドキ、キュンキュンしまくりでした!続編お願いします!応援してます! (2019年6月19日 22時) (レス) id: b0ae989307 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編お願いします! (2019年5月20日 16時) (レス) id: 95b9570949 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ララ | 作成日時:2018年12月24日 18時