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episode145 ページ28

あの建物を見るたびに羽場が自 殺した日のことが

日下部の脳裏にじわじわとよみがえってきていた

日「羽場を自 殺に追いやったのは……いや殺したのは公安警察だ!!」

零「それで警視庁に探査機を落とす計画を……?」

零さんの言葉で、日下部は膝をついたまま「ああ」とうなずいた。

日「〈はくちょう〉の帰る日が羽場の命日だと知ったときから……」

コ「IoTテロは?」

目の前に立つコナンくんに訊かれて、日下部検事は顔を上げた

日「計画にはなかったが、検事として無実の人間を起訴させるわけにはいかなかったんだ!」

コ「毛利小五郎が犯人じゃないと証明するために、IoTテロを……」

日下部検事は「ああ」と力なく答えた

日「だが、とっさのことで、被害の規模は予想を超えていた」

貴「もう一度言います…これ以上貴方は罪を重ねる必要は…いや重ねてはいけません!

  不正アクセスして変更したコードを教えて下さい」

日「公安検察は正義を守るプロだ 羽場のような正義が失わちゃいけない!」

日下部検事が立ち上がって訴えると零さんは背後から日下部検事の肩に手を置いた

零「コードを言うんだ!」

日「私を逮捕すればいい!取り調べでは一切を黙秘する」

コ「日下部検事!」

コナンくんは取り出したスマホ画面を見せた

画面には上空から撮られた屋上ヘリポートが映っている

Hマークの辺りに誰かが立っていて、その人影がどんどんクローズアップされていく

『日下部さん』

大きくハッキリと映ったその人影が、こちらに向かって呼びかけた。

日「バ……バカなっ!?」

日下部検事は目を疑った

屋上ヘリポートに立っているのが____

自 殺したはずの羽場だったからだ

日「なんで羽場が……!!」

コ「警視庁のライブ映像だよ」

スマホを見せたコナンくんはニヤリと微笑んだ

日「ど……どういうことだ…!?」

ワケがわからない日下部は思わず後ずさりして零さんを見た

零「拘置所で彼を取り調べた公安警察は

  彼を自 殺したことにしてこれまでの人生を放棄させたんだ

  公安検事が『協力者』を使っていたという事実を隠蔽するために

  そして公安検事が二度と『協力者』など作らぬよう、そのことはあなたにも伏せられた」

  自らした違法作業は自らカタをつける

  あなたにはその力がない

  公安警察がそう判断したんだ」

日下部検事はうつむき、悔しそうに体を震わせた

スマホを向けたコナンくんがゆっくりと近づく

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真白 - うわぁぁ!きゅんきゅんだ (2023年4月8日 16時) (レス) @page46 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
- もう、めっちゃドキドキした! 超最高!! いつも、応援してます。頑張ってください(`∀´)d (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
りな - 安室さん かっこいいですぅ〜♪ (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん - 読んでてドキドキ、キュンキュンしまくりでした!続編お願いします!応援してます! (2019年6月19日 22時) (レス) id: b0ae989307 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編お願いします! (2019年5月20日 16時) (レス) id: 95b9570949 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ララ | 作成日時:2018年12月24日 18時

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