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episode139 ページ22

ふいに、灰原の言葉が頭をよぎる。

哀『スマホから圧力、温度、時間を設定するだけでスープなどの調理ができる……』

灰原のパソコンで見た圧力ポットを思い出した瞬間、脳裏に閃光が走った

コ「そうか……!このテロの最初がサミット会場の爆破だったんだ!!」

地面に置いたスケボーに飛び乗ると、大渋滞する道路の脇を一気に駆け抜けた


そしてAもバラバラだったピースがつながる

貴「零さん…きっとこれはIoTテロですよ!

  犯人はネットにアクセスできる電化製品を無差別に暴走させてる

  だから…

貴・コ『ネット接続を切れば暴走は止められる!』

私は零さんの方向を振り返りもせずに去っていった




妃法律事務所へ戻ると境子さんが話していた

境「日時をあらかじめ設定しておけば、拘束された後でもIoTテロは可能です」

コ「え?」

境「サーバーを辿ってアクセス先がわかれば、毛利さんの容疑は決定的になる」

境子はそう言って傾いたIoTテロが原因で落ちたであろうテレビを持ち上げた

貴「(この人はどうしてそこまで起訴したがるの?)」

蘭「そんな!」

コ「でもサーバーの捜査って難しんでしょ?裁判までに終わるかなぁ」

コナンくんが子供っぽくたずねる

境「公安が捜査してるから難しくないはずよ」

コ「待って!なんで公安がその捜査をしてるって知ってるの?」

境「え?」

テレビを持っていた境子さんの手の力が一瞬緩み

留め金から外れたテレビが大きな音を立ててテーブルに落下した

英理さんが抱いていたゴロが「ミャ!!」と驚いて逃げ出す

境「あー、ごめんなさい」

境子はコード一本でかろうじて壁に繋がっているテレビを覗き込んだ

境「それはね坊や、その手の捜査をするのは公安が多いからよ

  公安警察はね、たくさんの『協力者』を持ってるの」

英「『協力者』って、公安刑事の捜査に協力する民間人のこと?」

境「そうです 特に通信傍受法で捜査対象になる

  サーバーの関係者には公安警察の協力者が多いんです

  その手の協力者に当たれば毛利さんが不正アクセスした証拠も取れるはず」

  あ、もちろんそんな証拠があればの話ですよ」

英「あ、橘先生もういいわ」

境「そうですか?」

英「ええ。おとなしく業者に頼みましょう」

コ「(やっぱりこの違和感なんなんだ……?やはりまだ彼女には…)」

そして私は思い出した

境子さんもその協力者の1人だと

episode140→←作者より



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真白 - うわぁぁ!きゅんきゅんだ (2023年4月8日 16時) (レス) @page46 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
- もう、めっちゃドキドキした! 超最高!! いつも、応援してます。頑張ってください(`∀´)d (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
りな - 安室さん かっこいいですぅ〜♪ (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん - 読んでてドキドキ、キュンキュンしまくりでした!続編お願いします!応援してます! (2019年6月19日 22時) (レス) id: b0ae989307 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編お願いします! (2019年5月20日 16時) (レス) id: 95b9570949 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ララ | 作成日時:2018年12月24日 18時

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