episode131 ページ13
キーボードを叩くと、拡大表示されていた画像がどんどんズームアウトされて
その全体像がはっきりと映し出された
両側に取っ手のついた深い鍋みたいな形をしていて、側面に黒いタッチパネルがついている
それは『IoT圧力ポット』と書かれていた
コ「IoT圧力ポット？」
貴「あぁ私知ってるよ スマホで操作してお料理が簡単に出来るっていう器具だよね？」
哀「『スマホから圧力、温度、時間を設定するだけでスープなどの調理ができる』だって」
貴「だったら爆発現場はどこかのレストランってこと？…」
哀「そうだと思うわ 圧力ポットの他にフライパンやお鍋や食器類も散乱してたから
爆発した場所は施設内にある飲食店の厨房だったようね」
コ「なんだよ！！」
突然コナンくんが声を荒げる
コ「爆発物じゃなかったのかよ！！」
すると哀ちゃんががコナンくんをキッとにらんだ
貴「コナンくん……」
するとコナンくんの態度を見かねた阿笠博士が「こら！」と叱りつけた
阿「爆発物を探せっていう君の頼みで、哀君もこうやって頑張ってくれてるんじゃぞ
それをなんじゃ 君らしくもない」
コ「悪かった…」
コナンくんはうつむいたまま目も合わせずに謝った
その態度を見て灰原が眉をひそめる
哀「どうしたの？何かあった？」
そう尋ねるがコナンくんは拳を握りしめたままだ
貴「小五郎さんが……送検されたの」
哀「っ！？」
阿「！！」
すぐさま妃法律事務所に戻ってくると、英理さんの驚いたような声が聞こえた
英「え？…今なんて？」
境「ですから私、橘境子に『眠りの小五郎』を弁護させてください」
橘境子と名乗る女性ははそう言って元気よくお辞儀をした
みんながぽかんと見つめる中、鞄から資料を取り出して英理さんの前に置く
境「私がこれまでに扱った事件です」
英「『二条院大学過激派事件』に『経産省スパイ事件』……公安事件が多いのねぇ」
蘭「あ、じゃあ今回の事件にピッタリ！」
貴「ね！」
私と蘭は顔を見合わせた
コ「それで、お姉さんの裁判の勝敗は？」
境「え？ボク、難しい言葉知ってるのね」
コナンくんの目線に合わせて境子さんは腰を落とした
境「全部負けてるの」
コ「え……」
蘭「は…」
貴「……」
一瞬の不穏な空気が流れる
英「あぁ…でも公安事件は難しいのよね」
資料を読んでいた英理さんがフォローすると
境子さんは「はい」と立ち上がった
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真白 - うわぁぁ！きゅんきゅんだ (2023年4月8日 16時) (
レス) @page46 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
零 - もう、めっちゃドキドキした！ 超最高！！ いつも、応援してます。頑張ってください(`∀´)d (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
りな - 安室さん かっこいいですぅ〜♪ (2020年4月20日 14時) (レス) id: 1a3e36626c (このIDを非表示/違反報告)
ゆのん - 読んでてドキドキ、キュンキュンしまくりでした！続編お願いします！応援してます！ (2019年6月19日 22時) (レス) id: b0ae989307 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 続編お願いします！ (2019年5月20日 16時) (レス) id: 95b9570949 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ララ | 作成日時：2018年12月24日 18時
