Last story&words ページ50
「A、君が好きだ」
「Aさん、あなたが好きです」
『 え？』
赤井と安室――降谷がほぼ同時にそう言った。
「…赤井、お前」
「降谷君、良いところなんだ。少し黙っていてもらえないだろうか」
「お前が黙れ！」
『…ちょっと二人とも…自分が何を言っているのかわかってるの？私は組織で汚れた…真っ当な人間じゃないのよ？貴方たちは正義のヒーローじゃない』
Aは濡れた瞳で吐き捨てる。二人に告白される権利は自分には無いはずだ。あってはならないはずだ。
「…A、俺はずっと君を組織から救いたかった。君の心はずっと泣いていたはずだから」
『私は…』
「Aさん、僕もあなたを助けたかった。あなたは確かに組織の人間で、任務に忠実で、でも本当のあなたはもっと脆いんだ。そんなに強くないんだ」
「…君は演じる事に慣れ過ぎて自分の心を何処かに置いてきたんだよ」
降谷と赤井の声がどこか遠くに聞こえる。
Aはその日、声が枯れるほど泣いた。赤井と降谷にそっと肩を抱かれながら。
〜完〜
□◼□◼□◼□◼□◼□◼□◼□◼□◼□◼□
Aさん！最後までの閲覧ありがとうございます。
これにて、『 薔薇の花言葉【 降谷零/赤井秀一】』シリーズはいったん完結でございます。
もう一度言います。シリーズはいったん完結です。いいですか？いったんです。笑
―――ということで！！笑
新章がスタートします！！
これからも“ローズ“をよろしくお願いします！！
始動↓
黒い薔薇は白に染まる
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祥子(プロフ) - とても深いグリーンさん» ありがとうございます！お待たせしました！！最終話にリンクを貼っております(^^)是非お楽しみください！ (2017年12月31日 11時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
とても深いグリーン(プロフ) - ”いったん”完結おめでとうございます(^^)新章待ってます！ (2017年12月30日 22時) (レス) id: 629a69f0d0 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» 嬉しいなあ！クローバーさんも良いお年を〜(*^^*) (2017年12月28日 19時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - 祥子さん» はい、暇あればチェックしちゃうんです(//∇//)ローズが心配ですが、良いお年を！ (2017年12月28日 0時) (レス) id: 0cbfa43b10 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» いつも楽しみにしてくださってありがとうございます(*^^*) (2017年12月24日 21時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年10月14日 16時
