Story 31 ページ33
『…？夢か…』
キュラソーが帰ってからソファで寝落ちしたらしい。ぼんやりとした頭でグラスに水を入れる。
2年前、ライと初めて組んだ夢を見ていた。昨日、キュラソーと組織のメンバーの話になって、最後にした話がライ―――赤井の話だったからだろう。それに。
つい最近、赤井に会ったから記憶が鮮明だったからかも知れない。
あの時、赤井はどうしてあんな言葉をかけてきたのだろう。――「君はいつその檻を出るんだ？」―――と。
「ローズ！居ますか？！」
珍しく慌てた声と足音とドアを叩く音をさせて彼女の部屋に訪れたのはバーボンである。
『どうしたの？今開けるわ』
顔を洗って幾らかスッキリした顔でドアを開ける。しかし、Aの頭はバーボンの次の言葉で完全に覚めることになる。
「…赤井がキールに殺された」
『…え？』
………赤井がキールに殺された？それはつまり――――。
『赤井秀一が死んだ…？』
――――どうして。
「ジンから聞いた。だけど僕は赤井がキールごときに殺られるなんて信じられないんです」
バーボンの言葉も今のローズには右から左で。
薄ぼんやりした頭で、ただただ赤井のことを考えていた。
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祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん！最高の褒め言葉です！嬉しいです(*^^*)更新頑張ります！ (2017年9月30日 9時) (
レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - おもしろいです。早く続きが読みたい (2017年9月29日 23時) (レス) id: d0ebff26be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祥子 | 作成日時：2017年9月8日 22時
