Story 3 ページ4
「…何味がいい?」
かき氷の屋台の前でAにそう問えば。
「イチゴかな」
との答え。
「…ふふ」
「え?なになに、なんで笑ったの」
イチゴのかき氷を食べながら上目遣いでAが零に尋ねる。
…それはする相手すら間違えなければ全男性にきく全女性の特技。
「…女のコだなと思っただけだよ」
零はそう言ってAの頭をそっと撫でた。
「安室さん?」
聞いたような声に振り向けば。
「…コナン君」
お馴染みの眼鏡の少年である。
「Aさんも一緒だったんだね!2人は付き合ってるの?」
「あら、直球ね、小さな探偵さん?」
ニコニコとAは言う。
「…あはは、ごめんなさぁい」
(…これが工藤新一の得意技、必殺“子どものフリ“ね…)
内心、Aがそう考えていると。
「…僕たちは恋人同士だよ。れっきとした、ね」
ウインクをばっちり決めて零はそう言って笑った。
「コナン君、ひとり?」
「ううん、蘭姉ちゃんと小五郎のおじさんも一緒だよ」
「…志保は?」
小声でAがそう尋ねると。
「安室さんに会わせる訳にはいかないから、先に博士と帰ったんじゃないかな?…ボク、遠くから安室さんとAさんを見つけたから」
「そう…会えなくて残念だわ…」
Aはそう言ってコナンの頭をそっと撫でる。
「でも君がいるから安心かな。彼女の
「あはは、そんなんじゃ…」
「そう?期待してるわよ?」
「…何の話をしてるんだ?A」
たこ焼きを買いに行っていた零が尋ねる。
「ううん、何でもない。またね、コナン君」
手を振り、コナンから離れた。
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祥子(プロフ) - 有栖川爽良さん» お待たせしていたのに申し訳ないです。こちらの都合により、これにて完結となります。本当にすみません。 (2018年2月13日 1時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
有栖川爽良(プロフ) - 続きがとても気になります!!これからも頑張ってくださいp(´∇`)q ファイトォ~♪ (2018年2月4日 22時) (レス) id: 8b131bc6c2 (このIDを非表示/違反報告)
祥子(プロフ) - クローバーさん» クローバーさん!ありがとうございます(*^^*)こちらは薔薇シリーズの元ネタです(*^^*) (2017年12月8日 21時) (レス) id: 509da0a297 (このIDを非表示/違反報告)
クローバー - こちらにも来てしまいました! おもしろいしバーボンにキュンキュンです// (2017年12月7日 17時) (レス) id: 911e6ebada (このIDを非表示/違反報告)
MAIKA(プロフ) - 祥子さん» ありがとうございます! (2017年12月6日 23時) (レス) id: 1eca5a29ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祥子 | 作成日時:2017年8月12日 15時