サマキュー〜SummerSTORY2〜

思い出13つ ページ7

その日の夕食はカレーだった

清水と谷地が各校の部員を呼びに行ってる間カレーをよそいながら少女はため息をついた

『翔陽と飛雄がトラブらなきゃ良いけど…』

少女はまるでこれから起きる事が解るかの様な顔をしていた

木「おっ！今日はカレーだぞあかーし」

赤「はいはいそうですね」

田「おー潔子さん達が作ったカレーだぞ」

澤「田中うるさい」

黒「カレーは俺の全ての力の源になるのだ」

研「クロ気持ち悪い」

及「Aちゃん及川さんに食べさせて！」

岩「クソ川他校のマネージャーに手ぇだすなクソが」

しかしその不安そうな声は食堂にやって来た部員達の声で誰の耳にも届く事はなかった

『何かあったらその時に考えますか』

考えを断ち切るように呟き少女はカレーを片手に部員達が座るテーブルへ向かった

それと裏腹に部員達と佳主馬の間では少女を巡る歯車が少しずつ少しずつ回り始めていた

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