16th 再度 ページ16
そらるside
ちょうど曲の制作でまふまふと打ち合わせをしているときだった
ひと段落して、少し休憩を取ろうとなった
そう言うなり、
「いいんですか!?じゃ、じゃあボクちょっと!!」
「は?」
食い気味に聞いてくるまふまふに戸惑いを隠せなかった
そんな俺にはお構いなしに、さっそくスマホを操作し始めた
かと思ったら、何かを躊躇しているようで、ずっとうなっている
正直うるさい()
ようやく電話を掛けたようだが、なかなか出ないからか泣きそうになっている
いい年した大人が何やってんだか…
相手が出たら出たで、変にあたふたして落ち着きがない
[い……え!わ………も、話し…たの………しい、……よ?]
「僕も、嬉しいです…///………あ、また、花束買いに行きます…待っててください」
花束……?てことはAさん、かな?
ん?にしても、あいつ………
なんでAさんの連絡先なんて持ってんだ?
「あ、じゃあ、それじゃ」
[…い…よ……ら!待……ま…]
だいぶおどおどした通話が終わった
あの様子からだったら、おそらく相手はAさんだろう
となれば、まふまふは…
「んふふふふふふ///」
案の定にやけまくっていた
正直気持ち悪い()
予想は付くけど、あえてなにも見当がつかないフリで聞いた
「今の電話誰だったの?」
すると、まふまふはバッと振り返って得意満面で語りだした
「んふふ〜驚かないでくださいね?実は……………
Aさんと連絡先交換したんですよ!!すごいでしょ!!いいでしょ!!羨ましいでsy((そう」
「良かったじゃん、ん〜、俺も交換してもらおうかな…」
「えっ!?!!」
「なに?だめ?」
悪気のないフリして聞けば、まふまふは、ぐぬぬっ、と少し悔しそうだった
それがおかしくて笑ってしまいそうだった
何とかこらえて、じゃ再開な、と曲の制作をスタートした
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜
「こんにちは〜」
『あ、今日は彼方さん!…あれ?今日はおひとりなんですね!』
「真冬を期待してました?笑」
少し意地悪く聞いてみる
『………そんなことないですよ!私にとっては、おふたりとも大切な方ですから!』
「そうですか笑」
誤魔化したつもりなのかな…?
少しだけ空いた間にAさん自身は気づいていないようだった
そして本題に入る
「Aさん、連絡先交換してくれませんか?」
『えっ?』
俺がそう発した瞬間固まってしまった
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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2023年2月24日 0時) (レス) @page20 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
月音 - 他の小説は更新されてるのに( ;∀;) 続き待ってます! むり言ってすいません!! (2022年3月23日 21時) (レス) id: 92b5bfb4f2 (このIDを非表示/違反報告)
雨夢(プロフ) - 不登校女子☆さん» 不登校女子☆さん!こちらにもありがとうございます(´;ω;`)ぜひぜひ更新させていただきます!がんばります! (2021年4月4日 17時) (レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
不登校女子☆ - え!!ここで?!更新停止中?!!!マジか......続きすっごく気になります!!花言葉も、お花の種類も、たくさん知れて嬉しいです!!かけたら、また、描いて欲しいです!! (2021年4月4日 17時) (レス) id: 67e9a9c4e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨夢 | 作成日時:2019年4月20日 13時