バイト歴 第23回 ページ27
まふまふside
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そ「俺さ………………だと思うんだよ」
ま「え？」
い、今なんか、そらるさんが爆弾発言をされた気が…
ま「えーっと…今なんて？」
にわかには信じられなくてもう一度聞き返す
そ「だから…あの子、あのアンチの子じゃないかって言ってるの」
ま「はぇ？」
そ「…………」
あんまりにも僕が聞き返すもんだから、とうとうそらるさんは無言になった
流石にそのままだと気まずいので、おずおずと口を開く
ま「何で、そう思うんですか？…だって、僕たちのリスナー何人いると思ってるんですか？」
そ「…」
ま「僕たちだけじゃないわけだし、浦島坂田船とか、天月くんのリスナーまで含めたら…」
そ「分かってるんだよ」
そう遮ってそらるさんが続ける
そ「俺だって分かってる、分かってるんだよ…」
悩み詰めたような、そんな苦悩の面持ちで苦しそうにぽつぽつと続ける
そ「でも、やっぱりそうとしか思えない…あの子はやっぱり…」
ま「そらるさん…」
普段との変わりように僕まで苦しくなる
そ「苦しそうだった、悲しそうだった、辛そうだった…助けたいって思っちゃったんだ」
ま「…」
あの数分でそらるさんがそこまで思う
そんな何かを持った、アンチの子、らしきあの子
ま「いっかい、休んでください…頭を整理してください」
また、話せばいいですから
そういってそらるさんをソファーに寝かせる
相当、疲れの色が濃かった
TwitterやLINEからも連日作業・配信続きであることがうかがえる
自己管理がしっかりしているそらるさんに限って、こうなるなんて
思いもよらなかった
過信してたわけじゃないし、ほったらかしてたわけじゃない
だけど
窓から見えていた事態の一部始終をゆっくりと思い出す
そらるさんが腕を取ってあの子が振り返って、
顔を凝視されてそらるさんが固まって、
一瞬ののち、ぱっと手を振り払ってあの子が走り去って、
それをそらるさんが呆然と見送って…
切れ切れに聞こえた声
……………言われてみれば、苦しそうだったかもしれない
もし、普通のリスナーなら例え固まったとしても、本人確認するだろうし
リスナーじゃなければ固まってしまうことはないだろう
だとしたら、やっぱり、そらるさんの言うように…
.
.
アンチの子なのかもしれない
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雨夢(プロフ) - ふとんさん» ふとんさんありがとうございます！ここからどんどんクライマックスに向かってきますよ〜！閲覧ありがとうございます！ (2021年4月8日 18時) (
レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
ふとん - なんかシリアスになってきたッッッ！ (2021年4月8日 15時) (レス) id: 849ea30030 (このIDを非表示/違反報告)
雨夢(プロフ) - おもちてゃん。さん» おもちてゃんさんコメントありがとうございます！あっ、え、えと…ハンカチ入ります？？？？← 読んでいただきありがとうございます！ (2021年4月8日 7時) (レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
おもちてゃん。(プロフ) - えっあの過去編見てたら目から出てくる汗止まんないんですけど？？？(誉めてます) (2021年4月7日 23時) (レス) id: 9b4a9a9308 (このIDを非表示/違反報告)
雨夢(プロフ) - Lunaさん» Lunaさんコメントありがとうございます！ドキドキさせられて私は内心ニヤニヤです← 最後まで更新頑張るのでどうかお付き合いください(´ω｀) (2021年4月5日 11時) (レス) id: 4203c96784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨夢 | 作成日時：2019年3月10日 12時
