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二頁 ページ4

Shima__


〈えーっと、確かここら辺に…
『あった、サバイバルナイフ』
護身用として持っておこう

コンコンッ
…ノック音。志麻子は今奥にいる。とりあえず出るか
『はい』
『すみません、ここに紫髪の娘が…って紫髪!!お前まさk』
『うっさいねん、黙れ』
ナイフを振り上げる。急所は外したから大丈夫だろう。

やっぱり軍兵か。武器を奪い取る。こいつは二丁銃使いらしい。悪くない。

志麻子。俺はお前を守る為には何を犠牲にしてもいいから。だから俺に任せとけ。

『お兄ちゃん!出来たよ』
『分かった。志麻子』
志麻子を力強く抱きしめる
『お前は俺が守るから。安心して笑ってて?』
『…ありがとう、お兄ちゃん…!』

使えそうな物は出来る限りリュックに詰め込んで、二人だけでどこかに向かって走り出す。行き先なんて知らない。本能のままに走る。

走って辿り着いた場所はダイヤ王国。ここは何年か前に戦争で廃墟となった国だ。
ここなら暫くバレないで生活できるだろうし、なんとか残っていた民家を借りて生活する事にした。

『志麻子。何があったんだ?なんで追われることになった?』
『それが良く、分からなくて…あのね、』

志麻子によると、迷子になり泣いていた男の子を助けようと声をかけ、とりあえずうちにおいで、と手を取ったら軍兵が来て『皇太子様を誘拐する気か?!』とか叫んで追いかけてきたらしい。

…どうやら志麻子が助けようとした男の子は皇太子様で、勘違いした軍兵が志麻子の命を狙っているらしい。
『王族絡みか…面倒なことになったな…』
『ごめん、なさい…』
『んーん、志麻子は悪くない。助けようとしたんだろ?よく、声を掛けたな。困ってる人を助けられるなんて。流石俺の妹だよ』

にしても王国絡みとなると、ここがバレるのも時間の問題か。志麻子を守る為にも俺が強くならなきゃな

『お兄ちゃん…?何してるの?』
『いや、この銃を改造して使いやすくしたいなーって…お、行けそう』
片方の銃の中にナイフを取り付けて遠距離、近距離どちらにも対応出来るようにする。そして銃同士を鎖で繋ぐ。
鎖を上手く使えば、移動に役立つと思う。
片方の銃を木か何かの方に投げ、ターザンロープのような感じで移動。
…俺頭良くない?

『わー!これすごい!』
『あ、ちょっと!危ないから!』
引き金を引こうとした志麻子をなんとか止める。危ない危ない…全く、志麻子ってやつは…だから守ってやりたくなるんだよ〉

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氷苳イブキ(プロフ) - かなとさん» すみません!外したつもりが外れてませんでした。教えて下さりありがとうございます! (2019年4月26日 22時) (レス) id: 518c950a8f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年4月26日 22時) (レス) id: 57e1679104 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷苳 | 作者ホームページ:http://  
作成日時:2019年4月26日 22時

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