【御幸&倉持と下ネタ話(2)】★ ページ34
今度は倉持の方を振り返ると、御幸と同じようにニヤニヤと笑っている。
これは…ワザとか…!
「…あんた達…ワザとあんな話聞かせて…!」
「えー?あんな話って何のことですかぁ?」
わざとらしくすっとぼける御幸が史上最大に憎たらしい。
コイツ…いつかシメる…。
ガタン、と立ち上がり、私は振り返って御幸と倉持をキッと見上げながら言った。
「下ネタの話したいなら、私がいないとこでやってくれる!?」
「え?Aさん、もしかしてあの話、下ネタだと思ってます?」
すると、間髪入れずに御幸がきょとん、とした顔で聞き返してきて、私は思わず吊り上げていたまなじりを下げた。
「…え?…ち…違うの?」
なぜか倉持もきょとん顔で御幸を見てるけど…
それより私が今気になるのは…
「うわぁ、そうかー、あの話でそう思っちゃうかー。」
「え?え?ちょ…御幸?」
「いや、いいんですよ、別に。全然おかしいことじゃないですから。」
「ま、待って!やっぱ違っ…!」
「Aさんもけっこう好きなんですねー。」
ニヤニヤ、ニヤニヤ。
したり顔で御幸に見下ろされて、なんだか猛烈に羞恥心が込み上げてくる。
ほ、ほんとに…違うのかな…
だとしたら…私…私…メチャクチャ恥ずかしいんだけど…!
かあぁっ、と頬が火照ってくるのを感じつつ御幸を見上げていると、その御幸がフッと優しげな微笑みを浮かべて言った。
「Aさん、さっきのは下ネタじゃなくて…」
「…じゃなくて?」
「ド下ネタです。」
「………おい………」
「お前ほんとに悪知恵が働くよなー。」
呆れたように倉持が言って…
と、いうか…
「や、やっぱ下ネタだったんじゃないっ!!」
「いやぁ下ネタ以外有り得ないでしょアレじゃ。はっはっはっ!」
「はっはっはっ、じゃない!!」
「あー、ちなみに何のことかわかりました?」
「は!?」
ずいっ、と不意打ちで御幸に顔を覗き込まれて、私は反射的に体を引いた。
「おい御幸…それ以上はもういいんじゃ…」
と、倉持は止めようとしてくれたけど、御幸は構わずにニッと笑いながら続けてしまう。
「監督の下半身は馬並みだってことですよ♪」
「なっ…!」
「あ、下半身じゃまだ曖昧ですかね?つまり監督の監督自身が…」
「もうやめてえええぇぇぇぇ!!」
耳まで真っ赤になりつつ、その耳を両手で塞いで、私は御幸の言葉を遮るように叫んだ…。
(白石理緒様リク)
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雪星(プロフ) - 椰子の実さん» 椰子の実さん、コメントありがとうございます!大好きと言ってもらえるだけで嬉しいのに、頻繁に読んでくださっているとは…!元々自分の息抜きで始めたある意味バカバカしい短編集ですが(^^;楽しんで書いてますので、また読んでやってくださいっ(≧▽≦) (2016年9月11日 22時) (レス) id: 1f6d2a7be2 (このIDを非表示/違反報告)
椰子の実 - このシリーズが本当に大好きで大好きで、ほぼ毎日読んでる感あります(笑) (2016年9月11日 20時) (レス) id: 5b93e46beb (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - 抹茶さん» 抹茶さん、コメありがとうございます!夢主は、制服の時は基本的に短パン装着してる設定です(^^;すぐ足が出る自覚があるので…(^^;たまに忘れてたりして、倉持や白河君がその場面に遭遇してラッキースケベが発動してます(^^; (2016年4月6日 23時) (レス) id: 1f6d2a7be2 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - この作品とっても面白いです(^^♪後、前々からずっと気になってた事があるんですが夢主ってよく回し蹴り?してますよね、この時パンツ丸見えになってないんですか?もし、見えてたら倉持達は見て見ぬふりをしているのですか? (2016年4月4日 23時) (レス) id: 301a2e1b49 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - あおあおさん» あおあおさん、はじめまして!コメありがとうございます!有り難いお言葉、嬉しいやら恥ずかしいやら…(≧▽≦)なるべく早く続編公開できるように頑張りますので、少々お待ちください(>_<) (2016年4月2日 22時) (レス) id: 1f6d2a7be2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪星 | 作成日時:2016年1月27日 19時