忍術学園一年は組には女の子がいる part８

バレンタイン［番外編］ ページ30

読者の皆様お待たせいたしました。

私生活の方で中々小説を書く時間が取れず大遅刻のバレンタイン小説を書かせていただきます。

ただし、まだ全て書けていませんので途中までですが更新させていただきます。

どうぞ、お楽しみください。


作者より

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バレンタイン[番外編］

如月の日は半ば、南蛮ではバレンタインというイベントがある。






バレンタインでは家族、友達、恋仲の人にお花やお菓子を渡す習慣があるそうだ。






ここ、日の国でもその習慣が広まっている。






さて、バレンタイン前日の話である。時は夕方、委員会をしていた子供達はそろそろ夕飯の食事をしようと動いていた頃。






一年長屋でAと神楽が何かをしていた。そこに委員会から戻ってきた庄左ヱ門と彦四郎がやってきた。






彦四郎「あれ？A、神楽さん。何してるんですか？」






庄左ヱ門「なんだか今からどこかに行くみたいですね。」






A【あ！庄ちゃん、彦くんお帰りなさい！】






庄彦「ただいま。」






神楽「おぉ、おかえり。どこかに行くっていうか今から姫様の家に帰るんだよ。」






彦四郎「え？なんでですか？」






神楽「ほら、明日はバレンタインだろ。姫様が学園の皆にプレゼントを用意したいからチョコケーキを作るっておっしゃってるんだよ。
それで学園の台所を借りようかと思ったが、食堂は夕飯の用意で忙しいし、くのたまのとこは明日のプレゼントを用意するために使うって言うから、学園長に今から明日のお昼まで外出許可を貰ったんだよ。」






庄左ヱ門「…くのたまの台所を使って貰うほうが僕たち忍たまの為になると思いますけどね。」






彦四郎「庄左ヱ門！」






庄左ヱ門「冗談だよ。だから今荷造りしてるんですね。」






神楽「おう。本当は外に出るのはまだ危険なんだが、明日が休みのため何人か先生がついて来てくれるらしくてな。それで少し急いでるんだよ。」






A【お待たせするのはよくないからね！】






庄左ヱ門「そうだね。…少し寂しいけど楽しみにしてるね。気をつけて行っておいで。」






彦四郎「張り切って頑張り過ぎないでね？でも楽しみにしてるね！」






A【うん！庄ちゃん、彦くん行ってきます！】ｷﾞｭｯ






Aは二人に抱きついた。庄左ヱ門と彦四郎は抱き締めかえし頭を撫でた。

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