302話 ページ3
藤内「はい。少しならわかりましたが、今日の委員会の時に立花先輩と綾部先輩に完璧に教わりました。」
孫兵「僕は愛の力で完璧です。」
数馬「いやいや。重いから。」
小平太「(スルー)そうか。それなら新野先生が戻ってくるまで居てくれ。私達は部屋に戻るからな。」
A【え…。行っちゃうのですか…。】
Aは二人が行くのを寂しそうに見つめる。それをみて長次が近くにきた。
長次「…寂しがる事はない。皆が居るだろ。それにあとから一年生達もくるから待っていなさい。おやすみ。」ポンポン
A【…はい。おやすみなさい!】
長次はAの頭を撫で普段見せる事のない怒っている時の笑いとは別の滅多に見ない優しい笑みを送り立ち上がった。
小平太「よし。それじゃあお前達もおやすみ。」
「「おやすみなさい。」」
小平太と長次は部屋に戻って行った。
それからAのご飯タイムを見守る二、三年生達。
A【…ハフ。】
左近「ん?もういらない?」
A【はい。残っちゃいましたけどもういらないです。】
左近「それならおやつもいらない?」
A【おやつは食べる!左近先輩意地悪!」
左近「ははは!ちょっとからかっただけだよ。わかってる。」ポンポン
A【むぅ〜!】
左近「怒らない怒らない。」
Aと左近は二人だけの雰囲気を醸し出していた。だが当然そんな雰囲気を許すはずもなく。
孫兵「…ちょっと左近。」
左近「(あ〜…今まで大人しかった伊賀崎先輩が動き出した。…めんどくさいな。)はい。何ですか?」
孫兵「僕が大人しくAを観察している間に何イチャついてる訳?それに妻に餌付けしていいのは夫である僕だけだよ。」
「「いやいや!」」
作兵衛「誰と誰が妻で夫!?」
数馬「作兵衛、それは置いといて。孫兵もし仮に夫婦だとしても許嫁から始めるものでしょ!」
藤内「数馬それも違う。まず観察って言ってる事が駄目だから。それに餌付けってもう皆してる事だからスッゴい今さら。」
数馬「あ!そうだね。」
孫兵の発言に騒ぎだす三年生達。
四郎兵衛「先輩達〜。うるさいと思います、なんだなぁ〜。」
ピタ
「「ごめんなさい。」」
久作「…先輩達も大変ですね。」
数藤「…何も言わないで。」
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ユリリン(プロフ) - こんにちは!お久しぶりです。今回の話面白かったです。更新楽しみに待っています。 (2020年11月22日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - お久しぶりですね。お元気でしたか。今回の話も面白かったです。今後も体調に気をつけてください。更新楽しみに待っています。 (2020年11月3日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - 本当ですか?委員会発表楽しみに待っています!今後も健康に気をつけて更新してください。 (2020年8月28日 11時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - ユリリンさん» いつもコメントありがとうございます。リクエストなど中々答えられずにいますが後々番外編でも作ろうとは思っておりますのでよろしくお願いします。あと、委員会の方ですが何処にするかは決めてます。何処かはお楽しみと言うことでお願いします。 (2020年8月27日 13時) (レス) id: d9c4b26799 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - お久しぶりです。コロナや熱中症が毎日ニュースで取り上げられていますが、お元気ですか?更新は無理せず少しずつでいいと思います。続き楽しみに待っています。 (2020年8月27日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2020年4月16日 8時