236話 ページ37
滝夜叉丸と三木ヱ門が言い合いながら歩き、その後ろからちゃちゃを入れる喜八郎、そして三人を見守りながら四年長屋に連れていくタカ丸。そんな四人は仲良く(?)歩きながら去って行った。
雷蔵「四年生は個性の塊だね。あ、そういえば三郎と勘右衛門はどうするの?」
三郎「雷蔵さん!?どうするのは!?」
雷蔵「どうせ着いてきてもAとは一緒に入れないよ?部屋に戻る?」
三勘「仲間外れは嫌です!!」
兵助「それなら着いてくるのだ。」
勘右衛門「兵助が言うと上から目線みたいだよね。」
兵助「勘ちゃん。しばらくおやつ禁止ね。」
勘右衛門「うわぁぁぁ!ごめんなさい!兵助さまぁ〜!!」
五年同室組がコントをしているとAは小さくあくびをした。
A【ふわぁ…。】ハムッ
八左ヱ門「おほ?A、おねむか?」
A【……。コクン】
伊作「このままじゃ 寝ちゃうだろうから早く行こうか。」
「「はい!」」
「「わかった。」」
伊作の言葉に仙蔵と留三郎、五年生の五人組は返事をして一年長屋に向かった。
その頃一年長屋では孫兵と一年は組が言い合っていた。
孫兵「もぉ〜。一々突っ掛からないでよ!」
庄左ヱ門「突っかかってないです。伊賀崎先輩のAに対する行動をもう少し柔らかくして頂きたいって言ってるんです。」
孫兵「だーかーらー。行動を軽くしたら他の人にAを盗られるかもしれないからAに意識してもらう為にアピールを積極的にしようとしてるの!」
庄左ヱ門「そのアピールの仕方が悪いから止めて頂きたいって言ってるんです。」
「「そうだそうだ!」」
口が立つ庄左ヱ門の発言に後押しするように合いの手を入れる一年は組のよい子達。
それを眺める一年いろ組、二年生、孫兵以外の三年生達。
三郎次「なぁ…。いつもあんな風に先輩に楯突いてるのか?」
三郎次の言葉に一年いろ組は元気に返事をした。
「「はい!」」
彦四郎「楯突いてると言いますか、ズバッとはっきり言いたいことを言ってます。」
一平「はっきり過ぎて何も言えないって言う感じですかね。」
数馬「へぇー。でも孫兵は違うみたいだよ。」
孫兵「…もうさぁ。君達に止められても今日Aと一緒にお風呂入るから。」
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467907 - 毎日小説を楽しみにして見ています。これからも更新頑張ってください。 (2019年12月13日 21時) (レス) id: b37af81138 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 本当に面白い小説ですね。毎日更新楽しみにしてます。提案なんですけど、主人公が少しおめかしして上級生と街へ出かけるのはどうですか。出来ればアルバイト組の中から選んでほしいです。もしよければネタに使ってください。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年11月29日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
キュラ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日素敵なお話を更新して下さりありがとうございます。忍たまの作品の中で一番愛読しております…!主人公ちゃんが可愛らしく、また忍たまとの絡みがとても好きです。これからも応援しています。無理なさらない程度に頑張って下さい! (2019年11月28日 8時) (レス) id: ebd8741ed8 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。お風呂の相手なんですけど、主人公に恋愛感情を持ってなさそうな人で選ぶのはどうですか?四年生~六年生で主人公を妹みたいに思ってる人がいいです。更新がんばってください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月25日 9時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - わかりました。更新がんばってください。続き楽しみに待っています。 (2019年11月24日 13時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年10月23日 13時