忍術学園一年は組には女の子がいる part５

２３４話 ページ35

仙蔵「私も着いていく。(Aと一緒には入れないだろうがせめてお風呂上がりだけでも見たい！)」






六年生六人いるうちの四人はまともな事を言っているが一人はただAのお世話をしたいだけ。一人は下心があるだけ。






滝夜叉丸「私も後で入りますね。A、しっかり温まるんだぞ。」






三木ヱ門「同じく後で入ります。Aきちんと髪を乾かして暖かくして寝るんだぞ。」






タカ丸「うーん…。僕も着いて行きたいけど宿題があるからね〜。今日は着いていくの止めとくね。」






喜八郎「僕は着いていこうかなぁー。」






滝夜叉丸「お前は私と部屋に戻るんだ！」






喜八郎「えぇ〜。何で滝と一緒に行かなきゃならないの。」





滝夜叉丸「お前は着いていくだけではなく一緒にお風呂に入ろうとするだろ。今日はダメだ。」






喜八郎「ぶぅー。何でわかるの。」





滝夜叉丸「同室の勘だ。」





滝夜叉丸と三木ヱ門は母親のようにAを心配してタカ丸はまともな事、そして喜八郎は素直に言うと滝夜叉丸に止められた。





八左ヱ門「皆決まったみたいだし一年長屋に行くか？」





雷蔵「そうだね。A、歩ける？」






A【ﾌﾙﾌﾙ！抱っこしてください！】






雷蔵の言葉に抱っこを要求するA。それを見て仙蔵、三郎、勘右衛門、喜八郎は揃って言った。






「「私 俺 僕が抱っこする！」」






兵助「それじゃあ抱き上げるぞ。(無視)」ﾋｮｲ





四人の発言を無視して兵助はAを抱き上げた。





伊作「それじゃあ今度こそ解散！あれ？留さんどこ？」





長次「…伊作、あそこ。」






伊作「ん？……あぁ。またか。」






解散の合図を言った伊作は隣にいた留三郎がいない事に気付き首をかしげた。すると長次はあるところを指差した。そちらの方を見た伊作は察し呆れた。






伊作から少し離れた所に地面にうつ伏し悶えている留三郎がいた。






留三郎『あぁ！本当にA可愛いな！可愛いが過ぎるぞ！！』







兵助「伊作先輩。そろそろ行きましょう。」






伊作「…うん！そうだね！」






悶えている留三郎をスルーした兵助に少し沈黙するも同じくスルーした。






三勘「あれ！？俺達扱い雑じゃないですか！？」






八左ヱ門「お前ら二人はAの事だと変態になるからほっておく事にした。まぁ危険な事をしようとすると。」

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