105話 ページ6
伝七「きり丸のバカー!」
きり丸「何とでも、早いもん勝ちだ!」
伝七「クソー!!次こそは勝つ!」
は組「勝たせないけどね。」
相変わらず伝七にはキツいは組であった。
庄左ヱ門「それじゃあ、みんな揃ったし食べようか。いただきます。」
いろは組「いただきます!」
A【いただきます。】
それを合図にみんなで食べだした。
左吉「まだ学園に入って数週間だけど今まで、一年生全員でご飯食べたことなかったよな。」
団蔵「そうだね。いつも言い合いしてたし食べようとも思わなかったよ。」
彦四郎「でも、Aが来てからは少しずつ変わって来たね。」
乱太郎「それなら、今までにないほどの団結力のある学年になろうよ!」
しんべヱ「団結力のある学年?」
乱太郎「そう!僕たちはまだ入ったばかり、だけどこうやって集まってご飯を食べたりするなんて今まであまり見たことないと思うの。」
庄左ヱ門「なるほど。勉学の力があるい組、暗いけど観察力のあるろ組、行動派のは組。
お互い、補っていくことで力をつける学年になろうってことかな。それぞれの得意を生かしつつ不得意をそのままにせず少しずつ勉強していくのもいいね。」
平太「ぼ、僕たちに出来るかなぁ…」
庄左ヱ門「出来るよ。Aがいれば。」
庄左ヱ門の言葉にみんながAを見た。
A《私?》
庄左ヱ門「そうだよ。Aが来てからお互いに絆が出来た。それはAが繋いだ絆。僕たちの学年の中心はAだよ。」
A《で、でもそんな中心って言っても私はみんなの足手まといになるから…。》
兵太夫「それって体力が無いこと?それこそ僕たちが運んであげる!体力が無くてもAは頭がある!」
三治郎「そうだよ!昨日の授業でもAの作戦で勝てたんだから。頼りにしてるよ!」
庄左ヱ門「難しくは考えなくてもいい。ただ、これから力を合わせて頑張って行こうってことだけ。ね、みんな。」
いろは組「うん!」
Aは、今まで誰かに頼りにされることなくただ守られてきただけ。それがまだ会って数日の同級生に頼りにされ受け入れてもらった。
その事が何よりも嬉しかった。
A《……ありがとう。頑張ろうね。》
Aの言葉にみんな嬉しそうに笑った。
しばらくしてご飯を食べ終わると
A《庄ちゃん、今からお祖父様の所に用事が出来たから行ってくるね。》
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ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時