忍術学園一年は組には女の子がいる part３

１２０話 ページ21

Aの行動に呆然としていた藤内と数馬だったがすぐに



藤内「は！今のうちにAを孫兵から下ろそう。」


数馬「は！そうだね！」



孫兵が状況をのみ込めてない中、藤内は孫兵に抱っこされてるAを兵太夫に渡した。



庄左ヱ門「ありがとうございます。今のAの行動はまた、乱太郎や兵太夫に説明させますので失礼します。」



乱兵「また明日委員会で！失礼します！」



庄左ヱ門たちは、孫兵に気付かれないようにそそくさと脱衣場に逃げた。



庄左ヱ門たちが逃げてからしばらくすると、


孫兵「は！あれ？Aは？」



藤内「孫兵が放心状態になってる時に下ろして行かせたよ。」



孫兵「何でそんなことするの。」



数馬「何でってあのままAを湯冷めさせたら風邪引いちゃうよ！Aは体が弱いから少しの事でも注意しなきゃ！」



孫兵「む〜。また今度一緒にお風呂に入ろっと。二人で。」



藤数「それはダメ！！危ないから！(孫兵が)」




孫兵の魔の手から逃れた庄左ヱ門たちが脱衣場に着くと



いろは組「！大丈夫！？A！！」



庄左ヱ門「大丈夫だよ。浦風先輩と三反田先輩が来てくれたから助かった。」


伏木蔵「僕たちが脱衣場に行くとちょうど、お風呂場に入って来たの…。」


伝七「だから、慌ててAが伊賀崎先輩に捕まってるって言ったんだ。」


伊助「それで、前も同じような事があって食べられそうって言ったら慌てて入って行ったよ！」



庄左ヱ門「ありがとう。そのお陰でAは無事だよ。」




フゥー…



みんなで息を吐くと


三治郎「庄ちゃん。言われた通りにいつでも着替えられるよ！」



庄左ヱ門「うん。A、着替えて。着替えたら寝ていいから。それと今日はどうする？」



A【うん…みんなとねる。】



庄左ヱ門「みんなと寝るでいいの？」



A【うん…。】



庄左ヱ門「わかった。」



いろ組「いやいや！ちょっと待って！？」



は組「何が？」



彦四郎「何が？じゃなくて何でわかるの！？あと寝るって昨日一緒に寝たの！？」



庄左ヱ門「あれ？言ってなかったっけ？」



一平「言われたような気もするけどみんなって僕たちも！？」



虎若「いやなの？」



孫次郎「いやというより、女の子と一緒に寝たことないよ！？」



団蔵「じゃあ今日は初めての日だね！」



左吉「何か意味が違うように思えるけどお前達羞恥心はないのか！」

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