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130話 ページ31

庄左ヱ門「いいよ。はい。」



虎若「よいしょ。」ヒョイ



庄左ヱ門「それじゃあ行こうか。と言いたいけど。兵太夫、三治郎。」



兵三「いつでも!」



庄左ヱ門「よし。伝七、このプロマイドが欲しければ言うことを聞いてもらおうか。」



庄左ヱ門は懐から一枚のプロマイドを出した。



伝七「そ、それは!!」



庄左ヱ門「そう。昨日のお風呂上がりの火照ったAのプロマイドだよ。欲しくない?」



伝七「スゴく欲しい!!」



兵太夫「それなら着いてきて。」



兵太夫は伝七を部屋から少し離れた所に連れて行き



兵太夫「そこから五歩進んで。」



伝七「わかった!」



素直に言うことを聞く伝七を見て彦四郎達は



彦四郎『あぁ〜あ。』


一平『きっと罠が仕掛けられてるだろうなぁ…。』


左吉『欲望のほうが勝ったし、自業自得…。』



いつもなら疑う伝七も今はプロマイドの事で頭がいっぱいだった。




1、2、3、4、5歩…ズボッ



伝七「うわぁ!!」



伝七は、肩まで入る落とし穴に落ちた。



庄左ヱ門「昨日、いくらAが一緒に寝ようと誘ったからとはいえ、Aを抱きしめて寝た代わりに落ちて貰った。(報復)」



兵太夫「本当は、伝七が上がってこれないように深く掘って下に水を溜めようとしたけどAにバレたら悲しむと思って軽くしといた。」



左吉『えげつない…。』



兵太夫はスゴく不満げに説明した。


庄左ヱ門「怪我しないようにしただけでも感謝して欲しいね。」



三治郎「まぁ、これだけでプロマイド貰えるし安いもんでしょ。」



伝七「っ!た、確かに兵太夫にしては優しい罠だった…。本当にくれるんだよね…。」



庄左ヱ門「あげるよ。ただし、取れたらね。」



三治郎は庄左ヱ門からプロマイドを受け取り木の上に吊るした。



伝七「あ!ズルい!」



兵太夫「ズルくないよ。木に登るか吊るしてる紐を切ればいいんだから。まぁ手裏剣を投げてA(プロマイド)に刺さったら最悪だけど。」



左吉「怖いこと言うな!!」


伏木蔵『スゴくスリル〜。」



伝七は穴から出ようとすると



庄左ヱ門「早くしないと他の人が来るよ。」



一平「例えば?」


庄左ヱ門「伊賀崎先輩や。」



孫兵「庄左ヱ門。」



庄左ヱ門「鉢屋先輩かな。」



三郎「早い者勝ちでいいか。」



庄左ヱ門「どうぞ。」

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ユリリン - 面白い小説ですね。続き待っています。更新楽しみに待っています。季節の変わり目ですが体調に気を付けてください。 (2019年8月26日 10時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日更新お疲れ様です。今日も面白かったです。続き待っています。更新がんばってください。 (2019年8月23日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 面白い小説ですね。続きが楽しみです。更新がんばってください。 (2019年8月22日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 主人公かわいい。もうすっかり学園のアイドルですね。続きが楽しみです。更新がんばってください! (2019年8月19日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
精霊 - 夢主ちゃんが可愛すぎる!続き楽しみに待ってます! (2019年8月19日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年8月6日 23時

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