８０話 ページ31
Aの言葉に兵太夫は抱きついた。
抱きついた時に、伝七の方に顔をむけドヤ顔をした。それを見た伝七は
伝七「何だよ！ドヤ顔なんてして！」
兵太夫「べっつに〜？格好いいって言われただけの伝七とは違って、僕は頼りになるって言われたから〜。格好いいだけでいいのかなぁーって思っただけ。
(頼りになる僕と、格好いいだけの伝七とは格が違うんだよ！そんな事だけで喜んでるようじゃ僕たちには勝てないよ！)」
伝七「何を〜！」
兵太夫「やるか！」
伝七「やってやる！」
兵太夫と伝七が喧嘩をしそうになりオロオロしていたA。
仙蔵「こらこら、お前たち喧嘩をするな。」
それを見た仙蔵がAの頭を撫でながら注意した。それまで黙って見ていた喜八郎が
喜八郎「立花先輩。そろそろ紹介していただいてもいいですか？」
仙蔵「あぁ、すまん。喜八郎、藤内。この子が噂の遅れてきた入学生の大川Aだ。事情があって話せない。」
A《こんな体勢で失礼します。初めまして、一年は組、大川Aです。よろしくお願いします！》
喜八郎「僕は四年い組、綾部喜八郎。よろしく〜。」
藤内「俺は三年は組、浦風藤内。よろしくね！困った事があれば言ってね！」
喜八郎「あと、読唇術使えるから書かなくていいよ。」
A【ありがとうございます。綾部先輩。】
藤内「僕も少しならわかるし先輩がいるから大丈夫だよ！」
A【読唇術が使えるなんてスゴいですね！浦風先輩。】
喜八郎「好きな呼び方をすればいいよ。僕も藤内のことも。」
藤内「そうですね！なんでもいいよ。」
A【！！ありがとうございます！綾先輩！藤先輩！】
Aが、喜八郎と藤内と話していると
庄左ヱ門「A。そろそろ次に行くよ。立花先輩よろしいですか？」
仙蔵「そうだな。次もあるし、いいぞ。」
仙蔵はそう言い、Aを抱き上げ三郎達の所まで歩き、三郎に渡した。
喜八郎「それじゃあ、またね〜。」
藤内「またね！」
兵太夫「夕飯の時にね！」
伝七「A！今日の夕飯隣に座ってもいい？」
兵太夫、庄左ヱ門「ダメ。」
伝七「お前たちには聞いてない！」
A【ふふ、早い者勝ちみたいだよ！】
伝七「！わかった！」
仙蔵「A。行っておいで。」
A【行ってきます！仙さん。】
最後に見送ってくれた仙蔵に返事をして、Aは三郎に抱っこされ、次の図書室に去って行った。
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リム - 毎日更新お疲れ様です｡次回で記念すべき第１００話いつまでも変わらないクオリティーありがとうございます。 (2019年8月6日 23時) (
レス) id: e379c972ce (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみです。更新がんばってくださいか続きが楽しみです。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
茉優 - 毎日楽しく読んでます。更新楽しみに待ってます(*´ω｀*) (2019年8月4日 15時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみにしています。更新がんばってください。続きが楽しみです。 (2019年8月4日 7時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - リムさん» リムさん、コメントありがとうございます！自己満の為に始めた小説を楽しみにしてくださっている人がいる限り毎日更新は小説完結まで続けていきます！まだまだ終わりませんのでお楽しみに！ (2019年8月3日 22時) (レス) id: 345f674abf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱鳥 | 作成日時：2019年7月19日 20時
