94話 ページ45
彦四郎「先輩方ってこんな人達だったのかなぁ?」
庄左ヱ門「そうだね。僕たちが先輩方に会ってまだ日は浅いけど、後輩を可愛がってくれているのはわかる。
でも、Aはまだ会って2日。それなのにここまで可愛がられるのは、見た目の事もあると思うけど、Aの人柄にあるんじゃないかなぁ。Aは周りが見える子だから、誰かをひとりぼっちにさせない優しい子だと僕は思ってる。
そんな優しいAを僕は守っていきたい。」
彦四郎「……スゴいね。庄左ヱ門は…」
庄左ヱ門「そんなことはないよ。僕がそう思っているだけで、彦四郎も、もっとAと関わっていくとわかると思うよ。」
彦四郎「そっか…ありがとう。」
庄左ヱ門「お礼をいわれる事はしてないよ。」
彦四郎「あはは!そうだね。」
庄左ヱ門と彦四郎が笑いあっていると
三郎「そろそろ飼育小屋に着くぞ。」
長屋から少し離れた所に小屋が見えた。
三郎「おーい!八ー!」
八左ヱ門「んあ?三郎に勘右衛門、Aに庄左ヱ門、彦四郎まで。どうした?」
勘右衛門「Aに学園案内中!生物委員会は、全員会ってるらしいけど飼育小屋は、まだみたいだから来た。」
八左ヱ門「おほー!そういえばそうだったな!A。小屋の中見るか?」
A【見たいです!】
八左ヱ門「ははは!嬉しそうだな!いいぞ。おいで。」
三郎に下ろしてもらい、Aは八左ヱ門の手を握った。
八左ヱ門「どうした?甘えて。」
A【あの!八先輩って呼んでいいですか?】
八左ヱ門「いいぞ!よっと。」ヒョイ
Aは、八左ヱ門に抱えられた。
八左ヱ門「Aは軽いな!」
A【何だか、今日は先輩方に抱っこされてばかりです…】
八左ヱ門「嫌なのか?」
A【いえ!抱っこされるのは、好きなので嬉しいです!】
八左ヱ門「ならこのまま行くぞ。」
A【はい!八先輩。】ギュッ
Aは、八左ヱ門の服を握った。
八左ヱ門「落とさないから大丈夫だぞ(笑)」
八左ヱ門は、Aを連れて小屋に入り、それに三郎たちも続いた。
A【わぁ!狼に狸、兎さんまでいる!】
勘右衛門「兎だけ、さん付け…」
三郎「可愛いな。」
中に入り、飼っている動物に嬉しそうにしているA、すると
虎若「あれ?Aだ!」
三治郎「え?あ!本当だ!」
一平「学級委員長委員会まで。」」
孫次郎「どうしたの?」
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リム - 毎日更新お疲れ様です。次回で記念すべき第100話いつまでも変わらないクオリティーありがとうございます。 (2019年8月6日 23時) (レス) id: e379c972ce (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみです。更新がんばってくださいか続きが楽しみです。 (2019年8月5日 8時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
茉優 - 毎日楽しく読んでます。更新楽しみに待ってます(*´ω`*) (2019年8月4日 15時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン - 毎日楽しみにしています。更新がんばってください。続きが楽しみです。 (2019年8月4日 7時) (レス) id: 4f0d699f1e (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - リムさん» リムさん、コメントありがとうございます!自己満の為に始めた小説を楽しみにしてくださっている人がいる限り毎日更新は小説完結まで続けていきます!まだまだ終わりませんのでお楽しみに! (2019年8月3日 22時) (レス) id: 345f674abf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱鳥 | 作成日時:2019年7月19日 20時