忍術学園一年は組には女の子がいる

１３話 ページ14

左吉「！べ、別に同級生として当たり前だ。」

団蔵「冷静に、言ってるつもりでも僕たちには言ったことないよそんな台詞。」


左吉「なんで、アホのは組にそんな台詞言わないといけないんだ！」

兵太夫「Aもは組だぞ？」


左吉「Aは別格だ！」


きり丸「うーわ、差別だ！」


伝七「差別じゃない！区別だ！それに、Aは可愛くて賢そうだしな！」


庄左ヱ門「可愛いのは当たり前で、賢いのは事実。」


それまで、黙って聞いていたAが書き始めた。


喜三太「？何か言いたい事があるのA。」


A【うん。】

Aは、頷きながらも書き続けた。


それまで、言い合っていた子達も、疾風と司と触れ合っていた子達もAが書き終わるのを黙って見ていた。



少しして、書き終わったAは庄左ヱ門に渡した。


庄左ヱ門「これを読めばいいの？」

Aは、頷いた。


庄左ヱ門「わかった。《私の容姿を褒めて貰えたのは、恥ずかしいけど嬉しい。でも、私の事情を理解して、受け入れてくれたは組のみんなを馬鹿にされるのは悲しい。今日、会ったばっかりでみんなの事まだわからない事ばかりだけどこれから理解していきたい。
誰かを下に見るのではなく、並んで忍になるためにやって行きたいと思うの。
私の価値観を、押し付けたい訳じゃないけど、これが私の考えだよ。》」



沈黙が続いた。

Aは、気まずそうにするも


は組「……っA〜〜！！！」


は組は、感極まりAに抱きつき、い組は考え込んでいた。

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