vs.6 シブヤ・ディビジョン ページ7
Side.理鶯
小官達を連れたAはシブヤへと降り立った。
今現在の時刻は正午。
午前中から活動を開始していた山田三兄弟は腹が減ったらしく、近くのファーストフード店で腹ごしらえする運びになった。
一「ん〜やっぱここのハンバーガーうめぇな」
『久しぶりに来たね〜あっ、二郎のそれ新発売のやつじゃん』
二「Aさん少し食べます?」
『いいの?ありがとう二郎』
三「二郎の食べかけを食べたらAさんの身体に害を及ぼしちゃいます。僕のをどうぞ!」
『三郎もありがとう〜いただきます』
二「おい余計なちゃちゃ入れてんじゃねぇよ」
三「低脳は黙ってぼっち飯してろ」
一「ほら喧嘩はやめろ、Aの前でみっともねぇだろ」
4人がけの席をくっつけて7人で囲む。
それなりに図体のデカい奴らが揃っているおかげでなかなかに狭い。
イケブクロとヨコハマのメンバーがシブヤで飯を食べているという光景は外から見たら異質なようで、小官達は注目の的になっていた。
銃「おい左馬刻。もっと大人しく食えねぇのかテメェは。ボロボロこぼしてるんだよ」
左「あ?ウルセェなそんなこぼしてねぇだろ」
銃「こぼしてんだよボケカス。もっとよく見ろテメェの目は節穴か」
理「銃兎、落ち着け。左馬刻、これを使え」
左「フォークなんざいらねぇよガキ扱いしてんじゃねぇぞオラァ!」
ワイワイガヤガヤ、という表現では足りないほどの騒がしさ。
もしや注目を浴びている原因はメンツの問題だけではないのかもしれない。
そんなことを考えていると、小走りでこちらに向かってくる足音が聞こえた。
その足音はAに向かっている。
Aに誰か来たぞ、ということを伝えるより先に、Aの身体に足音の主が覆いかぶさった。
乱「Aひっさしぶり〜!」
『んぐっ!』
一「うわっ乱数!?」
幻「おやおや、これは珍しいですね」
帝「あ!理鶯さん!」
突撃して来た飴村乱数を筆頭に、シブヤ・ディビジョンの面々が集まってくる。
探す手間が省けたな、とこちらに手を振る有栖川帝統を見ながらぼんやりと思った。
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鈴 - とっても続きが気になります。更新まってます (2019年2月2日 19時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
月-狂人- - 最高です!!にやけながら読ませてもらいました((早く続きが読みたいですが、無理はされないでくださいね。応援しております!! (2018年10月14日 6時) (レス) id: 9f6c7298bc (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - スッゲー面白かったです。更新頑張ってください! (2018年9月24日 9時) (レス) id: 99e8f5403a (このIDを非表示/違反報告)
上原(プロフ) - 琴葉さん» 作者です。そのうち全員に取り合いさせたいです(願望)楽しみと言ってくださりとても嬉しいです、更新頑張りますのでどうぞよろしくお願いします◎ (2018年9月14日 15時) (レス) id: 9379cd824d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - やめてっ!私の取り合いをしないでっ!マジでそんなことが言えそう…。続き楽しみです (2018年9月5日 23時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:上原 | 作成日時:2018年7月24日 1時