vs.1 イケブクロ・ディビジョン ページ2
Side.一郎
一「二郎、三郎、そろそろ行くぞ」
三「はい、一兄」
二「あっちょっと待って兄ちゃん！」
一「お前は遠出でなくても準備が遅いな」
三「一兄の手を煩わせないでください」
二「うるせえぞ三郎！」
とある日の正午。
萬屋ヤマダに依頼が入ったのは前日の深夜だった。
依頼内容は"イケブクロ・ディビジョンの山田三兄弟に会いたい"。
俺はその依頼相手に内容の詳細を求めたが、そのメッセージの返事はもらえなかった。
返事がもらえないのは何やら怪しい気もしたが、依頼は依頼だと頭を切り替え、遂行することにした。
三「それにしても一兄だけではないんですね、この依頼主が会いたいというのは」
二「いきなりバトル持ちかけられるんじゃねぇ？」
三「可能性としては有り得ますね」
一「そうだな…警戒は怠るなよ」
依頼主が要求した待ち合わせ場所に、時間の5分前についた。
辺りを見回すがそれらしき人物はいない。
すると後ろから肩をトントン、と叩かれた。
誰かと思って振り向くと、一番最初に目に入ったのはマゼンタピンクの瞳だった。
俺はこの瞳の持ち主を一人だけ知っている。
どれだけ月日が経とうとも、この瞳だけは忘れなかった。
一「A…？」
俺が呟くとその人物は微笑んだ。
そして
『久しぶりだね、一郎』
ずっと聞きたかった声が、俺の名を呼んだ。
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鈴 - とっても続きが気になります。更新まってます (2019年2月2日 19時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
月-狂人- - 最高です！！にやけながら読ませてもらいました((早く続きが読みたいですが、無理はされないでくださいね。応援しております！！ (2018年10月14日 6時) (レス) id: 9f6c7298bc (このIDを非表示/違反報告)
苺大福(プロフ) - スッゲー面白かったです。更新頑張ってください！ (2018年9月24日 9時) (レス) id: 99e8f5403a (このIDを非表示/違反報告)
上原(プロフ) - 琴葉さん» 作者です。そのうち全員に取り合いさせたいです(願望)楽しみと言ってくださりとても嬉しいです、更新頑張りますのでどうぞよろしくお願いします◎ (2018年9月14日 15時) (レス) id: 9379cd824d (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - やめてっ！私の取り合いをしないでっ！マジでそんなことが言えそう…。続き楽しみです (2018年9月5日 23時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：上原 | 作成日時：2018年7月24日 1時
