ビビり45 ページ45
爆「誰が何言ってこようがそこァもう変わらねえ」
かっちゃんはオールマイトに憧れた。
そんなかっちゃんが、敵になんてなるはずない！
死「へぇ…でもこっちの彼女はどうかな？」
死柄木は荼毘の後ろにいる私を見て言った。
テレビでは相変わらず会見が行われていて、
記者の人がかっちゃんが悪の道に染まる可能性があるといったような失礼なことを言っていたが
相澤先生が一蹴していた。
死「A…体育祭での君の個性にはシビれたよ。
一瞬でロボがぺちゃんこ…凄まじい力だな。
…A、君を勧誘するにあたって『独自のルート』から過去を知ったんだが…」
ビクッ
過去？カコ…かこ…
私の？私の過去ってなに？過去がなんなの？
なんのことなの？
まさかとは思うけど…知るはずない。だってあのことは…！！！
死「随分怖い思いをしたようだなァ…。知らない男にヤられそうになったんだろ！」
鳥肌がたった。
なぜ知ってるの。
なぜそんなに楽しそうな顔で話すの。
死「なんでその強い個性で相手を殺さなかった？」
「こっ…！！人を…！殺すなんて…っ」
死「おかしな事を言うなよ。その力で相手を殺せば自分が危険な目に会うことなんてなかったろ。
考えてもみろよ。その変態男は、数年もしたらムショから出てくる。その時お前は正気でいられるのか？
毎日怯えながら過ごすのか？」
「…！！！」
考えたことがない訳ではなかった。
殺人を犯した訳でもない。死刑や終身刑になる訳でもないあの男は、
いずれ何事もなかったかのように刑務所から出てくるのだ。
その時、私は…？
死「殺しちまえばいいだろ！なァ、俺たちとこい！
もう何も怖いもんなんてない。怯えなくていい！
ルールに縛られず力を使っていいんだ！
ヒーローは奴を殺しちゃくれない。だが俺たちはやってやる！お前の為に！！」
「わ、わた…し…！！」
ふと、かっちゃんを見ると､
思いの外静かな目で私を見ていた。
何一つ焦っていない。私を、信じてくれている目だ。
テレビでは私の事も語られる。
どこから調べたのか、
私のあの『過去』が赤裸々に語られる。
私が恐怖のあまり敵に堕ちるのではないか
記者達が好き勝手に喋る。
相澤先生は私の事も信じてくれた
そんなに弱くはない、と会見で断言してくれた。
そしてかっちゃんも、そんな目で私を見てくれている。
「わ、わたし…っ！！」
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
