ビビり44 ページ44
視界を塞がれ、両手も拘束されたまま
ワープの個性によってどこかへと飛ばされた私は、
冷たい床の上に転がっていた。
何も見えなかったが話を聞いているとかっちゃんも一緒に攫われたらしい。
けれどかっちゃんの声がしないので不安で不安で仕方ない。
かっちゃん、何もされてないよね？
お願いだから無事でいて。
「あの時以来だなァ、A。」
急に名前を呼ばれてビクッと体が反応する｡
聞き覚えのある声だった。
「あ、あの…あの時ショッピングモールに…いた…」
死「そうだよ！よく声だけで分かったなァ！！俺は死柄木弔。お前をここへ連れてきた理由を知りたいだろ？」
「あっ…あのっ！！！そ、それもそうなんですが…あのっ…！かっちゃんは…もう1人一緒にここへ来た人は無事なんですか？！」
私は震える声でなんとか勇気を振り絞って問いかけた。
死「気になるか…？自分よりも。…無事さ！危害を加えるつもりはない。信じてくれ！俺は君たちをスカウトする為にここへ来てもらったんだ！」
勧誘？意味がわからない。
私が敵の、仲間になる…？え？こんなビビリなのに
なんで私？？
死「目隠しを外そう。フェアじゃない。…それにこの状況で個性を使うなんて馬鹿なことはしないと信じるよ」
コツ…とこちらへ近づいてくる足音がして
身構える。
そして少々久しぶりに視界が開く。
目の前にはショッピングモールで出会った男…死柄木弔がいた。
死「彼の所へ案内しよう。彼も勧誘中だからな」
「…！！」
かっちゃんに会える！！
死柄木について別の部屋へうつる。
「かっちゃん！！！」
爆「A！！！…くっそ！！これ外せ！！！」
死「おっと…感動の再会もいいがお前はまだこっちにいろ。…その方が話を聞く気にもなるだろ？」
爆「…っ！！！…チッ…！」
テレビでは雄英高校の会見が開かれていた。
そして死柄木は意気揚々とかっちゃんを「スカウト」する。
死「荼毘、拘束外せ」
この状況で暴れて勝てるかどうかと、脅しにも取れる発言をした後、トゥワイスと呼ばれた人物が
かっちゃんの拘束を外す。
瞬間、かっちゃんは死柄木に個性を使って爆破をした後、
私に駆け寄ろうとしたが、私は荼毘に腕を引っ張られ後ろに下げられ、
かっちゃんは他の人達に阻まれ硬直状態となった。
私、完全に足でまといだ…！
かっちゃん1人なら逃げられるかもしれないのに…！
「かっちゃん…！私はいいから…！」
爆「うっせぇてめぇは黙ってろ！」
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
