ビビり15 ページ15
勝「Aが1人で席立ったン見えたから追いかけてきた。連れはどーしたんだよ。」
え、まじか。ほんとに神様？
「ありがとう...かっちゃん...。私...出久の試合見てて、なんかこう...言葉では言い表せないけどもやもやって。このままじゃ私ダメなんだって...。」
出久はどんどん先へ進んでいくのに、
私だけが燻っている。
迷惑をかけている。
「出久にもかっちゃんにも迷惑かけてて...こんな自分、もう嫌だって思うのに、でも...うわっと！どどどど、どしたのかっちゃん？！」
言葉に詰まっていると、
かっちゃんが私を抱き締め返して、肩に頭を預けてきた。
勝「...悪かった。さっきは。いらん事言った。
別に迷惑なんざ思ってねーよ。俺もあいつも。お前がこのままでいいんならずっとこのままでもいい。
だけど本当は、変えてえんだろ？自分を。
オメェならやれる。今ここまで、1人で歩いて来たんだろ。」
「...かっちゃん...うっ...ぐすっ...うん！！
怖いけど、ちょっとずつでも...私、頑張りたい！！」
私がビビりなのには訳がある。
トラウマのようなものだ。
あの日から私は変わってしまった。
出久もかっちゃんもそれを知っているからこそ、
私をここまで甘やかしてきてくれた。
でもいつまで？
出久もかっちゃんも、最高のヒーローになる為にずっと前を進んでる。
私だけいつまで立ち止まっているんだろう。
変えたい。自分を。
勝「焦んな。少しずつでいい。オマエならやれる。」
「不思議。かっちゃんに言われるとほんとにそんな気がしてくる！あたし、頑張る！！えいおー！
そんで...すんごい申し訳ないんですが道に迷ったので観覧席まで送ってください。」
勝「調子出てきたな。」
かっちゃんのおかげだよ。
そしてかっちゃんは宣言通り優勝した。
本人は全く納得いってないけど
私は流石かっちゃんだなと思った。
その日の夜は、出久にかっちゃんとの話を伝えた。
寝る前はいつも同じベッドに入りながら、
色々な事を話す。
...はい。暗いの怖いので毎日一緒に寝てもらっとります。
出「そっか...。僕ももちろん迷惑なんて思ってない。僕もかっちゃんもやりたくてやってるだけだよ。僕らがいる事で安心してくれるなら...Aを守りたいんだ。
でももしAが本当に変わりたいなら、応援する！」
「うん...ありがとう出久！大好き！」
出「僕も大好きだよ」
私絶対頑張るからね。
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莉緒(プロフ) - けいこさんの書くかっちゃんが素敵すぎる…！ほんとに可愛い優しい大好きです！！素敵な作品をありがとうございます🩷 (4月4日 20時) (
レス) @page50 id: ff1884054a (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - いちきちゃんさん» 応援ありがとうございます♡頑張ります(*^^*) (2023年2月16日 6時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
いちきちゃん - コメント失礼いたします！更新ありがとうございます！これからも頑張ってください！応援してます！ (2023年2月15日 23時) (レス) @page46 id: bbdd29e3b1 (このIDを非表示/違反報告)
けちょ(プロフ) - かいさん» かい様 わー！嬉しいコメントありがとうごさいます！(*^^*)♡ (2023年2月15日 19時) (レス) id: 4b0d6b848e (このIDを非表示/違反報告)
かい - コメント失礼します！めちゃ面白い作品ありがとうございます！ (2023年2月15日 19時) (レス) @page43 id: 4d5241d02c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けちょ | 作成日時：2023年2月1日 10時
