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願いはひとつ ページ35

夜はまた鍛錬をした。
次の日、寝不足でアオイに怪しまれたけど…


「アオイ、出かけてくるね」


「いいけど…早く帰ってきてね?」


「うん!」


前よりも力が確実に上がってきてる。
鬼だからかな?

成長速度が速い。


「…よし」


街の屋根を飛び移って
森の木を飛び移って移動。


「あ、おっと」


落ちそうになることはあるけど。


「ふう」


私が今から行くのは自分の生まれ育った村。
今回は買い物に行くんじゃなくて、正と文に会いに行く。

そのために姿を変える術を身につけた。


「よし、ついた」


前と違って列車にも乗らずに森を抜けれた。


血鬼術 変化華


髪を青色、目を緑色。
桜色の短めの着物を着た。


「すみません、正さんと文さんと言う方をご存知ですか?」


「ああ。正と文ねぇ」


畑仕事をしていた村のおばさんにそう聞くと
難しそうに首を傾げた。


「前に少しお世話になりまして…お返しがしたいのですが」


「あのふたりはまだ若いのに子供がいるから、ろくな人間じゃあないよ」


あのふたりが…
何か事情があるんだとは思っていたけれど。

私と同じ歳だと言うのに文は見てわかるくらいお腹が大きかった。


「どうして、でしょうか」


「何年前だったかねぇ。ある一家が通り魔に殺されたんだよ。その一家の中にAと言う少女がいてね…」


昔を思い出すように話すおばさん。
私の家族の話だ。


「その少女と仲が良かったんだよ。あのふたりは」


「…それで、ですか」


「酷く落ち込んでふたりは変わってしまったさ」


きっと、悪い意味で変わったんだろう。
…私の知らない合間に。


「そうなんですね…」


「まあ、それでも会いたいと言うなら、あの山の小屋に住んでいるみたいだよ」


そう言っておばさんが指差したのは少し離れた所の山。


「わかりました。ありがとうございます」


会いに行こう。
ふたりが無事かを確認したい。

本当はするべきじゃないのかもしれないけど…

私は大切な人に生きていてほしい。


ただ、ひとつだけ。
そう願ってるの。

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もっぴ(プロフ) - 今日この小説を知ったのですが面白くて一気見しましたああ!早くまえの柱のみんなに戻って欲しいです。。更新たのしみにしてます!!! (3月18日 1時) (レス) id: bfcff30253 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:enen♪ | 作成日時:2020年3月13日 13時

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