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*第2話* ページ8

ガタッ ガタガタ ガガッ ガタ

立付けの悪い扉を開け放って私は武道場に入った。

「こんにちは〜!」

「あ、心陽ちゃん。やほ〜♪」

まず声をかけてくれたのは、三年生の迎 柊磨先輩。

「あれ?先輩、今日はちゃんと部活来たんですね。」

迎先輩はよく部活をサボって女子と遊んでいる。

「え?俺だってたまには来るよー!」

「柊磨、お前先週一回も来てねぇぞ。」

そう言ったのは、同じく三年生で副部長の高原 蒼生先輩。

「高原先輩、今日もよろしくお願いします」

「ああ、よろしく。…そういえば立花は?」

立花は舞桜の名字だ。

「あ、えっと、舞桜は委員会です」

「そっか、立花も忙しいな。分かった」

そう言って高原先輩は立ち去って行った。

「あ!羽島!」

「ん?あ、岸辺先輩!」

向こうからやってきたのは、二年生の岸辺 一輝先輩。

ちなみに岸辺先輩は、私達が初めて空手部を見に行った時に会ったあの人だ。

「羽島、今日もよろしくな!」

岸辺先輩はそれだけ言うと、ダッシュで元居た場所へ走って行った。

ガタッ ガタガタ ガガッ ガタ

また誰かが入って来た。

扉の方を見るとそこには一年の結城 玄翔とオルコット玲唯がいた。

「結城〜! レイ〜! やっほー!」

私は二人に手を振った。

「なんだよ羽島。って、立花委員会かよ」

私と舞桜と結城は同じクラス。

んで、これは秘密だけど結城は舞桜のことが好きなのだ。

本人は否定してるけどね、バレバレ。

「何?結城、舞桜がいないから寂しいの〜?」

「は?ちげーし、ばーか」

はっ まぁいいや、ほっとこ。

「心陽、宜しく。」

レイが声をかけてきた。

私も、「ん、よろ〜」と返す。

レイはアメリカと日本のハーフで、5才までアメリカに住んでたらしい。

すっごい可愛い顔なんだよね。





ガタッ ガタガタ ガガッ ガタ

また誰か来た。

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設定タグ:空手 , 恋愛小説   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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めがへるつ(プロフ) - 愛文さん» はい!(≧▽≦) (2019年8月16日 13時) (レス) id: 7b6171fe70 (このIDを非表示/違反報告)
愛文 - めがへるつさん» よろしくお願いしますね(*´ω`*) (2019年8月16日 12時) (レス) id: 42b3a924b0 (このIDを非表示/違反報告)
めがへるつ(プロフ) - 愛文さん» やったぁ!ありがとうございます!! (2019年8月16日 9時) (レス) id: 7b6171fe70 (このIDを非表示/違反報告)
愛文 - めがへるつさん» もちろんいいですよ! (2019年8月16日 9時) (レス) id: 42b3a924b0 (このIDを非表示/違反報告)
めがへるつ(プロフ) - コメント欄なんかで絡みにいっていいですか?|ω・`) (2019年8月15日 18時) (レス) id: 7b6171fe70 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:一条愛文 | 作成日時:2019年8月13日 14時

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